ガレージ波板は太陽の熱線を結構通すので,波板の下に薄い合板を張っています。これまでの分は,屋根に薄い合板を押し付け,両端の桟にクランプで取り付けた角材の上に載せる形にしていました。そのための手製木製クランプを作製した記事もこれまでに書きました。今回は別の方法で波板の下に薄い合板を張ることを考えました。屋根の桟と桟の距離に薄い合板を切り,端部に写真のような固定具を取り付けました。取り付け具を写真上の状態にして,屋根の波板の下に押し付けた後,固定具をずらして,飛び出した部分を波板の空間に差し込みネジを締めて固定します。
以下,固定具の作製経過を書きます。金属部品をスライドさせるには薄い合板にこのようなスリットを作る必要があります。
スリットの両端にスリットの幅と同じφ5の穴をドリルで開けました。そして,前に作製した垂直固定具で固定しました。横からスリットの上端と下端をマルチツールで切り込みを入れ,両端のドリル穴の上下の共通接線を切り抜きました。これにより5 mm幅のスリットを作ることができました。
鉄片にM4のネジを2つ切り,スリットを通してネジ留めしました。スリットは左右3か所ずつ作りました。鉄片が合板からはみ出さないように固定した状態で,ガレージの屋根の波板の下に押し付けました。そして,鉄片のネジを緩め鉄片が外にはみ出すようにしました。鉄片は波板の山の部分となる空間のできた所に潜り込みました(スリットは,作る時からこうなる位置につくりました)。この状態でネジを締めることにより薄い合板が波板の下に固定されました。