ダウンホールドクランプは,Tスロットトラックと組み合わせて材料を下に押し付け固定するものです。ボルトの長さに制限があり,あまり高い位置を押し付けることができません。前の記事で,別のTスロットトラックを付けた下駄を作ったことを述べました。その時下駄はC型クランプで固定していました。下にも折角Tスロットトラックがあるので,それを利用した方がスマートです。そこで,頭がTスロットトラックに入るボルトを探してみました。通常のボルトの頭は厚すぎてスロットに入りません。ホームセンターで探したところ,ジョイントボルトというのがありました。長さも50 mmなら使えます。
ただ,頭の幅が広すぎます。専用のボルトでも幅方向は狭く作られています。そこでディスクグラインダーを用いて幅方向を削りました。
幅方向を削った結果,スロットにきれいに入りました。幅だけ狭くできたので上から ナット締めるときも空回りしません。
このボルトの頭をTスロットトラックに挿した後ネジ部分を下駄に通しました。そして,ナットで締めて固定しました。上に書いた通り,ボルトの頭の長軸が長いので空回りせず快適になりました。