画像を四角形に変形するプログラム(6) 行列の行と列を入れ替える | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 前に画像変形のための変換式の係数を求めるために7×7の行列式を求めるプログラムを作ったことを書きました。実際に使おうと思ったら,行と列が逆の方がプログラムが簡単になります。そこで思い出したのが,「行列の行と列を入れ替えても行列式は同じ」という法則です。大学の教養課程で習った覚えがあります(50年以上前(^_^”)。Excelを用いて確認してみました。7×7の行列を乱数で作りました。そしてその行列式をMDETRM関数を用いて表示させました。その下に,元の行列を参照する形で転置行列を作りました。その行列式も右に表示させました。値が同じであることが確認できます。[再計算実行]をさせると,乱数の値が更新されます。何度も再計算実行を行っても同じ値なので,記憶は正しかったことが確認できました。大学時代の教科書を開いてみると,この法則が書かれていました。ただ,「4×4以上の行列についての証明は本書のレベルを超えているので省略」と書かれていました。