横からトリマ台に副尺付き目盛を | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 横からトリマ台では,角材を水平板の上に置き,その端面を横からトリマ切削をするために作った台です。トリマガイドを垂直面にセットし,それを上下させることにより,水平面よりある高さのところを切削します。その高さを示す目盛を付けたことは既に述べました。今回は副尺を付けることにより,0.1 mm単位でセット高さを読み取れ,調整することができるようにしました。

 トリマ可変長方形ガイドを用いてトリマガイドの側面に目盛読み取り窓を作りました。そして,そこにアクリル板をはめ込めるよう,アクリル板の厚さと同じ深さで窓より大きな溝を作りました。これもトリマ可変長方形ガイドを使いました。

 

 溝にアクリル板をはめ込みますが,反対側からネジ留めできるよう,アクリル板にタップを用いてネジを切りました。溝側には大き目のネジ穴を開けました。このがたつきの範囲で目盛を正しい位置に合わせた後,ネジを締め付けて固定します。

 

 出来上がった目盛です。トリマガイドに開けた窓から覗けます。写真右の目盛は1 mm目盛で,横からトリマ台の垂直板に貼り付けてあるものです。左側の粗い目盛はトリマガイドにはめ込んだアクリル板の奥側の面に貼り付けたものです。トリマガイドを上下させると,こちらの目盛が動きます。1 mm以下の半端な長さは副尺と主尺とが一致しているところの副尺の目盛を読みます。

 

 目盛の窓は左右に作り,左右とも同じ値に合わせます。