野縁の位置を調べる方法を考えついた | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 最近雨が多いので洗濯物が室内干しとなることが多いです。そんなとき,天井吊り下げ物干しは便利です。最近の住宅には最初から付けられている場合が多いようです。写真は自分で付けたものです。取り付けるときは,野縁(天井石膏ボードを支えるための角材)に木ネジが留まるようにしないといけません。単に石膏ボードだけにネジ留めされていると,重い物を吊るしたとき天井が抜けます。前回は天井裏に潜り,野縁の上からロングドリルで下穴を貫通させた後,その穴に室内側からネジ留めしました。天井裏に潜らずに野縁を探す最も一般的な方法はたたいてみることです。野縁の入っているところでは音が変わります。また感触も変わります。ただ,どこが野縁の中央かと言うと自信が持てません。

 

 

 天井は,石膏ボードを野縁に釘で留めた後,壁紙を貼ってあります。そこで考え付きました。壁紙の裏の野縁の場所には留めた釘が隠れているはずです。磁石でそこが探れれば野縁の位置が分かるはずです。以前に購入した天井吊り下げ金具は,不使用時に吊り下げ部を外して,壁にかけるための金具が付属していました。その金具をスチールの家具に貼り付けて使うため,ハードディスクから取り出した強力磁石を木材にネジ留めし,その木材にその金具を取り付けました。今回,その磁石を使って野縁に打ってある釘の位置を探しました。この磁石を隠れている釘の位置に持っていくと写真の様に貼りつきます。

 

 

 野縁に打たれたくぎなら,野縁に付いているわけですから直線的に並んでいるはずです。全部ではありませんが,適当に釘の位置を探し,ステッカーを貼ってみました。確かに直線的に並んでいます。首尾よく野縁の位置を探すことができました。釘は恐らく野縁の中心に打ち込まれているでしょうから,自分で締めるネジも中心に入れることができると思います。