金属穴の中心位置に下穴を開ける方法 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 隅がねなど,金属に取付穴が開いている部品を木材に取り付けるとき,穴の中心に木ネジを打ちたいものです。木ネジ用の下穴を開けるとき,位置が穴の中心からずれてしまうことがたびたび起こります。穴の真ん中に印を付けても,下穴を開けるとき,木目の影響でずれてしまうことがあります。そこで穴の中心に下穴を開ける方法を考えました。

 

 まず,金属穴にギリギリ入る径のドリルビットを穴に当て,ドリルを逆回りさせて押し付けます。これで穴の中央を中心にした蟻地獄型へこみができます。ドリルを順回転させると穴が開いてしまうのでこうします。

 

 できたくぼみです。写真ではよくわかりませんが,中心が最も引っ込んだ穴となっています。

 下穴用のドリルを回転させた状態でこの穴に当てます。中央が最も引っ込んでいるので,ドリルは自然と中央に移動します。これで穴の中心に下穴を開けることができました。次に木ネジを締めれば,穴の中心に締めることができます。