長い間使っていなかった電解コンデンサーにいきなり高い電圧をかけると破裂することがあると聞いたことがあります。そこで,スライダックを用いて出力電圧をモニタしながら電圧を徐々に上げて行きました。すると直列に入れた300 Ωから煙が上がってきました。そこで1/4 W 300Ωを4本使って1 Wの抵抗器としました。しかし,そんなに発熱するのはおかしいです。出力電圧も思ったようには上がっていきませんでした。そこでテスターの抵抗レンジで測定してみました。つなぐと充電電流が流れます。しばらく待って安定した時の抵抗値がリークに関連した抵抗値です。2.5 kΩありました。リーク電流を計算すると40 mAになります。300 Ωの発熱量は0.48 Wとなります。1/4 Wの抵抗器が煙を出しても不思議はありません。写真はその後再度測定した時の状態です。25 kΩまで復帰しました。その場合のリーク電流は4 mAです。高い電圧で使う電源としてはそれでも大きすぎます。ジャンクボックスに入っている間に劣化したのでしょう。ジャンクボックスから別のものを探して置き換えたいと思います。