洗濯機の故障 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 洗濯が始まろうとするとアラームが鳴ってしまいました。見ると水位23Lのランプが点滅しています。取説を見ると,このサインは蓋が閉まっていない時に出るものだそうです。しっかりと締まっているのにこのサインが出るということは蓋のセンサーの接触不良だと思いました。槽の左手前に逆コの字型の部分があり,蓋にはこの部分が出っ張っています。ここでマイクロスイッチを押して蓋が閉まったのを検知するのかと思い,接触不良改善のため,何度か押してみました。しかしダメでした。よく見るとこれは蓋のロックの様でした。他にスイッチがあるはずです。ちょっと見まわしましたが見つかりません。

 

 ネットで探してみると,機械的スイッチではなく,マグネットセンサーが使われているとのことでした。そうすると蓋に磁石が取り付けてあるはずです。探しましたが磁石はありませんでした。しかし,磁石を収納するような枠が見つかりました。写真は開けた蓋を撮ったものです。右上にあります。どうやら磁石は直方体の様です。

 

 そういえば,今朝リュックを洗った後,槽内に直方体の黒い塊を見つけました。実は研究で同じような形状の炭化ケイ素を扱っていました。出張して実験をしたとき持ち歩いたことがあります。それがリュックの中にこぼれていたのが選択で出たのかと思い,保管しておきました。はっと気が付きました。これが蓋に付けるセンサー用の磁石だったのです。

 

 磁石を枠にはめると取りつかりましたが,また脱落することのないよう,ボンドを付けました。これで洗濯機は正常に働くようになりました。購入後10年以上経っているので,自分で手に負えなければ買い換えるしかないと覚悟していました。また,やりかけの洗濯はコインランドリーに持っていかなければならないと思っていました。