あられ組加工時の問題の対策 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 φ8ビットによる38 mm幅の木材のあられ組加工の一方(写真左)は手前から,8 mm幅の非切り込み,8 mm幅の切り込み,8 mm幅の非切り込み,8 mm幅の切り込み,残りの非切り込みとなります。もう一方(写真右)は手前から8 mm幅の切り込み,8 mm幅の非切り込み,8 mm幅の切り込み,8 mm幅の非切り込み,残りの切り込みとなります。


 問題は,上の写真の右側一番手前の8 mm幅切り込み部分です。YouTubeでのジグの説明(私のは,それを参考に改良してあります)では,この切り込みは下の写真の様にビットの左端が木材の左端と一致する位置で切り込みを入れています。


 上の様にすると微妙に残ったり,端面が荒れたりします。


 この対策として,あらかじめ端をノコギリ切っておこうかと思いました。しかし,別の方法を考えつきました。あらかじめ8 mmより幅狭く切り込みを入れておくのです。だいたいビット径の半分くらいが良いようです。


 そして,本来の8 mm幅にセットして切り込みを入れました。


 その結果,写真の様にきれいな切り込みができました。