このプログラムは,前に開発した“糸巻き歪み・樽歪み・傾斜画像補正プログラム”を改造して作ろうと考えています。途中まで改造しては,そこまで確認しながら進めていく予定です。そのため,改造したところまでで実行を強制終了させたいです。通常,return命令を置けばプログラムは止まります。しかし,それだけで止めるといろいろ不都合が出てきます。
このプログラムは,大きな画像データをメモリに展開しています。大きなメモリ領域は特殊の方法で確保します。それはヒープ領域と呼ばれるものです。使った後は返さなければなりません。プログラムを実行するとき,パソコンよりある量のメモリを借りて,終了するときパソコンに返す必要があります。プログラムを実行する度にメモリを借りて,返さないと,パソコンの使えるメモリがどんどん減っていきます。そうすると他のアプリも動かせなくなります。
そんな訳で強制終了するには,ヒープ領域を解放しなければなりません。したがって,強制終了するときも,先ずヒープ領域を解放してからreturnとなります。そのため,強制終了する前に下のような数行を実行させます。