1×2材専用相欠き継ぎ用ジグの作製 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 前に相欠き継ぎ加工をトリマで行うためのジグを作った話をしました。穴(下図)の下に左右方向に角材をセットします。ジグの左右には板(ガイド)が貼り付けてあり,例えばトリマのベースを左のガイドに沿わせて動かすと,トリマにより削られた溝の左端が穴の左端に一致します。右側ガイドも同様です。ただ,穴の幅は適当な広さにしました。1×2材の相欠き継ぎ加工では,溝の幅は3.8 cmです。このジグでは,溝の一端しか正確には合わせられません。溝の反対側の端を合わせるために,角材を取り付けなおす必要がありました。ここで,穴の幅を3.8 cmにしておけば,1度取り付けるだけで全体の溝を彫ることができます。そこで溝の幅を3.8 cmにしたジグを改めて作製することにしました。



 手元に61 cm×18 cm厚さ1.2 cmの端材がありましたので,これを使うことにしました。トリマのベースの端からφ8 mmのビットの端までの長さは4.1 cmです。したがって左ガイドから穴の左端までの長さは4.1 cmになります。穴の幅は1×2材の幅,3.8 cmです。これらの和がガイド間の長さ,12 cmです。端材の左側から左ガイドと右ガイドのパーツをとります。左ガイドの左端から右ガイドの右端までがガイドの下のベースとなります。左端から2枚切り取り,「左ガイド」,「右ガイド」と書かれたところに貼り付けます。この位置は正確さが求められます。以前のものは両面テープで留めましたが,貼り付けた瞬間に位置の修正ができなくなります。今回は木工ボンドを用いたいと思います。固まる前はずらすことができるので微調整が可能でしょう。