電動歯ブラシが弱いとき | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 電動歯ブラシは単三電池1本で動作するものを使っています。取説には「アルカリ乾電池(1.5 V)を使いなさい」と指示があります。しかし,電池を使い捨てするのはエコではないと考え,ニッケル水素蓄電池を用いています。電圧が1.2 Vと低めです。充電したてでも弱いことがありました。充電電池が劣化したのかと思いましたが,試しに電池の上下の金属部分(電極)をティッシュペーパーで磨いてみました。すると,振動の力が充電したてのように強くなりました。このような低電圧の装置では比較的大きな電流を必要とします。この電動歯ブラシでは約0.5 A流れます。もし電池と電極との接触抵抗が0.5 Ωだとすると,接点で0.25 Vの電圧降下があります。1.2 Vの電池ではモーターに0.95 Vしかかからないことになります。モーターの動きが弱くなっても不思議ではありません。電池の電極は時々ティッシュペーパーで磨いてやることにしました。