角材の上下の判定 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 角材を柱として使用する場合,樹木として生えていた時と同じ向きにすべきだそうです。そうすると,角材の上下を判定する必要があります。上を末,下を元と呼ぶそうです。表面に年輪模様の入っている木材を板目と呼び,表面の年輪が平行になっているものを柾目と呼ぶそうです。板目の場合,年輪のカーブが向いている方向が末だそうです。柾目の場合,判定が難しいです。節で判定できます。下の写真の上側が木表(樹の表面に近い側)です。手前の面を見ると節は右上に向かっています。節は枝の根元です。枝は斜め上に向かって出ています。したがって,右側が末ということになります。また,同じ理由から節の周りの年輪は,末側が狭く,元側が広くなっています。これから判定しても,右側が末と言えます。