皆既月食+天王星食 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 11月8日午後8時41分に皆既月食の月に天王星が隠れました。残念ながら私は天体用の撮影危機を持っていません。手持ちの範囲で2つの手段を用いました。一つは双眼鏡です。手持ちではふらふらしてしっかりと観察できません。そこで,三脚に輪ゴムで固定しました。月はくっきりと観察できました。しかし,天王星は見えませんでした。明るさの問題かも知れません。もう一つの手段は,一眼レフカメラの接写望遠レンズです。電子工作を多くするので,細かい部品やエッチング部分を撮影するために購入したものです。通常の接写レンズで細かいものを大きく写そうとすると,部品に触れてしまいます。その点,接写望遠レンズでは離れて細かいものを撮影できます。このレンズは近いところで最高の性能を発揮します。しかし,遠くも撮影できます。月を撮ってみました。残念ながらもう10倍ほど大きく写ってほしいところでした。それでも,マニュアルでピントを合わせるための10倍表示させると月が画面いっぱいになりました。これで観測すると,天王星がはっきりと見えました。写真はその大きさまでトリミングしたものです(わかりにくいので矢印をつけました。静止画だとわかりにくいかも知れませんが,動画状態で観察するとはっきりとわかりました)。時刻は20:40頃,天王星が月に隠れる直前のものです。このすぐ後,月の後ろに入っていきました。「これが天王星」と,自分で見たのは初めてでした。