相欠き継ぎをするとき2つの木材を押し付けるのが難しいです。そこでジグを作りました。5.5 mm厚の合板にサンドペーパーを両面テープで貼り付けたものを2つ用意し,1×2材を挟み釘で留めました。1×2材には,木ネジをねじ込みます。木ネジの先にはクッションを張り付けた鉄板を置きます。木ネジでこの鉄板を押します。鉄板に張り付けたクッションを介して,木材を押します。
実際の使い方を説明します。AとBが相欠き継ぎされる木材です。AとBの接合面に木工ボンドをつけて,AとBを組み合わせます。そこにジグCを差し込みます。Cの先端に近いところをクランプで締めます。これでBとCの相対位置が固定されます。Cの内側に張られたサンドペーパーにより,BとCとの間は滑りにくくなります。そしてクッションを付けた鉄板のクッション側をAの側面に当てます。ここでCにねじ込んだ木ネジを締めるとAがB側に押されます(A, Bともに押されますが,クッションにより相対的に移動可能なAがBに押されるようになります)。これでAがBにしっかりと押されて接着されます。
なお,A, Bともに角材の端で相欠き継ぎする場合はBもAに押し付けなければなりません。その方法も考えているので,以降そのジグも作ってみたいと思います。