垂直固定台用丸鋸ジグの作製 | 技術日誌

技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 垂直に取り付けた木材を丸鋸で切る位置を決めるためのジグを作りました。5 mm厚の合板の端110 mm程度を開けて11 mm厚の合板を両面テープで貼り付けました。写真では一番上に見える板が5 mm厚合板です。その下で右側が開いているのが11 mm厚合板です。右側の空きが約110 mmです。丸鋸のベースの幅(ベースの左端から刃の左端までの距離,100.6 mm)より少しだけ広く取ってあります。奥側には断面が17 mm×19 mmの角材を木工ボンドと木ネジで留めてあります。途中途切れてところはピンチで挟むところです。これを(写真の状態から裏返して)水平の板に押し付けてスライドすることで,丸鋸ジグの先端は垂直の板と平行に移動します。位置を決めたところで,角材の途切れているところと,その対面をピンチで挟み固定します。



 上の写真の5 mm厚合板,11 mm厚合板,17 mm×19 mmの角材を組み立てたものを裏返しにして丸鋸のベースを11 mm厚合板の端に押し付けるようにして丸鋸を進めると,5 mm厚合板が切断されます。そして,11 mm厚合板の端から5mm厚合板の端までの長さがベース幅に一致するようになります。
 丸鋸ガイドの(5 mm厚合板の)右端を切断する木材の切断位置に合わせ,丸鋸ガイドをピンチで固定します。そして,丸鋸ガイドの左端を11 mm厚合板の右端に沿わせ,回転させながら移動すると,丸鋸による溝の左端が,5 mm厚合板の右端に一致するように切断されます。



 そして,丸鋸ガイドを少しずつずらして切断を繰り返すと内側だけ切り取られた三枚組次のメスが出来上がります。なお,丸鋸の刃の深さは,必要な深さになるようあらかじめセットしておきます。同様にしてオスも作りました。



 このようにしてできたオス,メスの三枚組継ぎ加工を組み合わせるとこのような組継ぎができます。