C言語再認識:戻り値を無視したい | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 C言語の処理途中で一時停止したいとき,getchar()関数を使うことにしています。これはキーボードから1文字取得する関数で,何かキーが押されるまでそこで一時停止します。キーボードから打ち込んだ値が戻ってくるのでc=getchar();のようにして,戻り値を代入するのが本来の使い方です。しかし,cの値はどこでも使いません。一時停止したい場合は,単にキーボードが押されるのを待つだけなので戻り値は無視したいところです。最近,最新のVisual Studioを導入したことを既に述べました。以前のバージョンでは,戻り値を代入しない,下図の15行目のような使い方で文句を言われませんでした。しかし,今回は「戻り値が無視されました」という警告が出るようになりました。警告は“お知らせ”程度のもので,気にしなくてもよいのですが,やはり警告されると気分は悪いです。そこで,13行目のように(void)を頭に付けました。これは,「戻り値はない関数とみなせよ!」という指示です。これで警告は出されません。今後このような使い方をしたいと思います。