前に三枚組継ぎ加工を行いました(記事:https://ameblo.jp/kmk-laboratory/entry-12716264513.html)。真ん中にへこみを入れたメスと真ん中が飛び出したオスを作り差し込んで接合する方法です。このメスの切り込みの底部を平らにするのに幅の狭いやすりが必要で,ちょっとやりにくかったです。今回,最近作った可変ストッパー付きあられ組ジグによる加工を考えてみました。
ここでは,下図のような寸法で加工することを考えてみました。
先ず,ジグにて捨て木を切削することによりビットの右端の位置を出します。
そして,ストッパーを削られた捨て木に当て,アリステージの目盛りからストッパーの位置を読み取ります。
そして,アリステージの目盛りを見て,ビット径(8 mm)+メスのへこみ両側の厚さ(5.5 mm)だけストッパーの位置を左にずらします。
加工材をストッパーに当て固定します。
その状態でジグのトリマビットを通します。
これによりメスができます。今回はへこみ部分の幅をビット径と同じにしました。幅がビット径より広い場合は,加工材を裏返してビットを通せば加工できます。