温度センサーの校正
温度センサーにはどうもばらつきがあるようです。そこで,校正することにしました。センサーをお湯や冷水に入れて温度計の読みと出力電圧を測定します。センサーを直接水に入れるのはリークなどにより正しく校正できません。望ましくはセンサーを一旦封じガラス管に入れ,温度計と並べて測定するところですが,一旦封じガラス管がないので,ストローの一端に末端キャップを挿して管を作りました。
温度計と共に水中に入れました。当初は氷を加え温度を下げましたが,中での温度にむらがあるようで再現性が悪かったです。そこで,冷蔵庫で1℃付近まで冷却した水を用いました。置いておくと温んでくるので,その時々の温度と出力電圧を測定しました。また,高温側はお湯を入れ,冷めていく過程で温度と出力電圧を測定しました。
下のグラフの赤線が実測の温度と出力電圧との関係です。なお,緑の部分は外挿です。データシートの値を青で示しました。7~8℃の差がありました。実測値で回路定数の再計算が必要です。