軒下加温ケース作製 その4 切削位置の間違えと補修 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 3枚組み継ぎのための作業を続けています。縦の柱2本に3枚組み継ぎの加工(メス)を行っているときに,間違えを犯してしまいました。下の図の下側の切り込みをトリマで切削しました。上側も同じように切り込みを入れる予定でした。上側左の溝を切削した後,右側も,赤のスミの左側を切削して2つの溝の間も切削することにより,下側と同じ切り込みとするのです。右側の切削を行うとき,本来なら赤の左,点線の様に溝を切らなければならないところ,スミの右側を切り込んでしまいました。大失敗です。この角材1本に8箇所の切り込みを入れます。この誤りの前に5箇所の切り込みを終わらせていました。今更,新しい木材で最初からやり直すのは辛いです。

 

 そこで,補修してお茶を濁すことにしました。先ず,誤って入れた溝を広げました。そして,そこに同じ材質の木材を木工ボンドで貼り付けました。貼り付ける木材は厚いままで,木工ボンドが固まってから,飛び出した部分をのこぎりで切り落としました。そしてペーパーをかけました。これで,誤って入れた溝はなかったことにします。そして,右側の溝を改めて切削します。

 

 溝を切り込んだ後,間も切削して3枚組み継ぎのメス加工が完成しました。この部分はできるだけ目立たない方向にして使いたいと思います。

 

 どうも私はそそっかしいです。今後同様な誤りをしない対策を考えました。簡単な方法があります。切削する部分に斜線を入れておくことです。適当に目立つ様に入れれば良いです。どうせ切削されてなくなる部分ですから。