デンドロビュームに花芽 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 デンドロビュームは比較的寒さに強く,直射日光を好むので育てやすい蘭です。ただ,気の長さが必要です。新芽が出てから成長,その年には花を付けません。翌年花芽が出て咲きます。と言っても,バルブはたくさんあり,周期もずれているので,毎年咲くことには変わりありません。次の年はバルブだけになりますが,切ってはいけないそうです。バルブに養分が貯められているからです。

 この蘭は小さい鉢で育てるのがよいそうです。倒れやすくなるので,百均のキッチン用メッシュパネル(ワイヤーネット)を敷き,鉢一つにつき,3つのバネでメッシュパネルに取り付けて育てました。水苔が鉢のギリギリまであり,ウォータースペースがありませんでした。水やりをしても,中まで水がしみこみにくい状態になっていました。植え替えなければならないのですが,今シーズンも時期を逸しました。

 それでも,バルブはある程度太り,寒さにも当てたので花芽が出てきました。写真には葉の間隔で花芽が出ているのが分かります。この新鮮な花芽,大好きです。つやがあり,生命力を感じます。きれいな花を咲かせてくれるという期待もあるからでしょう。あの独特な香りも好きです。

 

 あることを思い出しました。花が咲き終えたバルブを切ってはいけないと上で述べました。あるとき,そのバルブを誤って折ってしまったのです。そのバルブを水苔の上に横たえておいたところ,新芽が2つ程出て,一人前の株になりました。かなり前の話ですが,このデンドロビュームは,その株だったかも知れません。