前に陸軍端子空回り防止の工夫をしたことを述べました。そこでは小さな陸軍端子にφ1の穴を開ける必要がありました。大きなボール盤も持っていますが,このような小さな部品に穴を開けるには下の写真の様な卓上ボール盤が便利です。ドリルの高さは,後方に見える柱と本体の位置を移動させます。左にロックネジがあり,それを緩めて高さを調整した後ロックします。この高さを微妙に調整するためのアジャスターを作りました。
1×2材をあられ組で門型にし,中央にM6のボルトネジ締めしました。ボルトの下にはチェンジノブを付けました。これにより手でボルトを回すことができます。ボルトの先端にはプラスチックのカバーを付けました。ここでボール盤本体の下部を押し上げます。ボール盤下部に傷を付けない様にするためです。カメラの雲台を購入したとき,ネジの先端を保護するために付いていたものです。
M6のボルトを挿すところには鬼目ナットを付けました。鬼目ナットはメスのねじ山が切ってあって,木材にたたき込むことにより,木材にネジを締め込める様にする部品です。
ハイトアジャスターを卓上ボール盤上に置いた状態です。ボール盤の左上に見えるロックネジを緩め,アジャスターのノブを回転挿せるとボール盤本体を押し上げることができます。