オペアンプ回路には+,GND,-の電源を供給します。ブレッドボードでは写真の左右にプラスマイナスの電源ラインがあります。ブレッドボード左の赤青ラインにはそれぞれ電源の+,GNDを接続します。-はオペアンプ回路のGNDになります。右側の赤青ラインにはそれぞれ電源のGND,-を接続します。左(青)右(赤)のGNDはブレッドボード内でジャンパーを用いて接続します。それぞれの引き出し線には工夫を施しました。線を外部に引っ張るので抜けにくい様に複数のピンを差し込むことにしました。
下の写真は電源引き出しピン部分です。蛇の目基板を用いてプラスに2本,マイナスに2本のピンを取り付けました。引き抜くときに線などに無理な力がかからないよう,引き出し用のひもを付けました。ひもの両端は圧着端子でつなぎ,ループにしました。使用中にこの金属部が回路のどこかに当たりショートしないよう,熱収縮チューブで絶縁しました。これまでもこのような引き出し線を作りましたが,リード線の付け根で切れることが頻繁にありました。回路と電源の相対位置は決まっていないので付け根が動いて金属疲労が起こるためです。今回はそれを防止するため,リード線は基板にエポキシ系接着剤で固定しました。マイナス用も同様に作りました。
下の写真はブレッドボードに挿したところです。オレンジ色の部分を引けば簡単に取り外すこともできます。
2組の引き出し線のGNDは一方だけ電源に接続するだけでよい(ブレッドボード内部で接続するので)のですが,引き出し線の一部が宙ぶらりんになっていると,どこかに触れたときショートする恐れがあります。前に作製したオペアンプ用電源ではGND端子は1つしかありません。そこで,陸軍端子を分岐するものを作りました。後ろから出ているバナナプラグを電源装置のGNDに差し込めば3つのGND端子ができます。
電源供給の全体像は下の写真の様になります。ブレッドボードのプラスは電源のプラスに,マイナスはマイナスに挿しています。左側のGND(白線,赤バナナプラグ)と右側のGNG(白線,黒バナナプラグ)は分岐用の陸軍端子に挿し,それらは電源のGNDに挿しています。