図や写真,表などに番号を振った文章で,長い文章になると,それらの番号を自動で振機能が便利です。昔,マイクロソフトのサポートデスクに「複数種類の数字だけの連番を振る方法」を問い合わせたとき,担当者は答えられませんでした。そこで,自分で調べて,方法を見出しました。その方法を紹介します。
連番の使用例なので例文の文章が稚拙であることはご容赦ください。下の例では,写真,図,表の連番が現れます。そして,新しい連番を入力しているところです(最後の{ }の部分)。{ }は文字として入力したものではありません。Ctrl+f9を行う(Ctrlキーを押しながらファンクションキー9を押す)とこの記号が現れます。なお,ATOKなど漢字変換でファンクションキーが使われている場合は漢字変換機能をoffにして(私のパソコンでは「半角/全角 漢字」と書かれたキーを押す)行います。
次に括弧内に「SEQ fig」と入力します。SEQは連番の意味です。figは連番の種類に付けた名前です。勝手に決めてかまいません。ここでは,図の連番の名前をfig,写真をphoto,表をtableとしました。
次にf9を押すと下の図のように連番の数字が現れます。なお,カーソルをその数字の所にして(灰色に塗られた状態になる),Shif+f9とすると{ }の表示に戻ります。f9を押すと再び数字になります。
連番機能で便利なのは,後から途中に連番を挿入すると以降の連番がそれに合わせて変わると言うことです。ここで,写真3より前に写真の連番を挿入する場合を考えてみます。ここでは,「ゲート」の後に括弧付きで写真の連番を入れてみます。上で描いた方法で「{ SEQ photo}」を挿入しました。
そして,f9を押します。すると,連番が3となりました。その下は写真4になるはずです。しかし,下の図のように,次の「写真3」がそのままです。これがMS-Wordの未熟なところです(JustSystemのワープロ,一太郎での同様な機能では,挿入した瞬間に後の番号も変わります)。MS-Wordの内部では「写真4」になっているのに,表示が変わらないのです。この対策は,一旦ファイルタブを押して印刷を指定する(ショートカットキーではAlt+(f, p))ことです。印刷しなくてかまいません。
その結果,今入れた写真3の下の写真番号が4に変わりました。
通常,連番は貼り付けた図,写真,表とセットで使います。番号が変わったとき,連動して,貼り付けた図,写真,表の番号を変えるにはブックマークの機能を使います。その方法はまた場を改めて紹介する予定です。