命名に迷いましてこのような名前を付けました。水を少しずつ貯め,いっぱいになったところで一気に放出する仕掛けです。植物の水やりについてですが,常に湿っているのが好きなものや,乾かし気味を好むものなど多様です。私の所では,庭中の植物にタイマーで自動水やりをしています。しかし,常に湿っているのを嫌う植物もあります。自動水やりでは難しいです。そこで,この仕掛けをつくりました。自動水やり装置で送水されたとき,コックを利用して,少しずつペットボトルに溜まっていくようにします。そして水位がある線を越えるとサイフォンの原理で一気に放水するのです。蘭も常に湿っているのを嫌います。しかし,私は水やりの際は多量に与えます。他の植物も同様なので,この装置の意味があります。
昨日,新しくこの装置を追加しました。しかし昨日から2回程自動水やり装置により水が蓄えられたはずなのに,水位が最低になっていました。写真では,ペットボトル中に2本のホースが入っています。黒いホースにより水が充填されていきます。透明の方のペットボトルからの出口は上の方にあります(上方の側面に穴を開け差し込んである。ギリギリの大きさの穴なので,そこから水が漏れることはない)。水位がその出口以上になるとホースから水が溢れていき,サイフォンの原理で全て出切るまで流れ出ます。今回,水位が上まで達していないのに何故ペットボトルが空になったのか考えました。そして理由が分かりました。黒い給水側のホースがペットボトルの底まで達しています。給水が終わった後,それを通して水が抜けているのでした。その水は水道に戻るのではありません。我が家の自動水やりは,分岐させていろいろな植物のところに行っています。このペットボトルの位置は高いので,自動水やり装置が休止している間に,サイフォンの原理でそこから別の植物の方に抜けていたのです。対策は,黒いホースの先をペットボトルの口の近くまで引き上げることでした。