ブレッドボード型基板を使うのは初めてです。これまで,取り出し端子は3φくらいの穴が必要でした。ブレッドボード型基板では,2.54 mm間隔で穴がぎっしりと開いていて,3φの穴を開けると隣まではみ出してしまいます。1つの端子用に上下左右2穴ほど(合計16穴)使えばやれないことはありませんが,回路部に比べて端子部にたくさんの面積を使ってしまいます。当初は,穴に電線を直付けすることを考えていました。しかし,何か端子が欲しいです。考えていたら,写真の様な2つ足の端子を持っていることを思い出しました。写真から分かるように足が穴径より少し太いです。これは削って補足してやれば解決です(穴を広げると,ハンダ付けする銅箔の面積が減るので止めたいです)。
この端子は下に示したコネクタを接続することができます。外部からの線は,このコネクタに圧着します。このコネクタは自動車で用いられていたもので,接続が確実になるよう,堅いです。差し込むときに基板側の端子の足が銅箔を剥がす方向に力が加わると銅箔が剥がれる恐れがあります。端子の2つの足の間(上の写真でKYと書かれている部分)を基板にしっかりと押しつけられている状態でハンダ付けする必要があります。
この端子の足の間隔は3穴分ありますので,取り付けるには3穴確保する必要があります(横方向は1穴分しか使わないのがメリットです)。組んだ回路を見てみると,変流器からの入力端子にそのスペースがないことが分かりました。下の写真の4列目です。しかし,4Eが空いているので,4Dのダイオード足を4Eに4Cのを4Dに移せば,4A~4Cまでの穴が確保できます。基板の銅箔は接着剤で付いているので何度も熱を加えたくはありませんが,この端子のために,剥がれないよう注意を払ってダイオード足の移動を行いたいと思います。
最後に端子の取り付け図を載せます。電源用の+,-,変流器からの入力(交流記号で示した),リレーの接点M,Cです。
(Bottom view)