木工用集塵機の電動工具との連動化回路(8): ジャンパー線作製用ゲージ | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 細かいジャンパー線をいくつか作るとき,正確にするにはどうしたら良いか考えました。電線は細いので皮(被覆)むきも意外と面倒です。片方をペンチで挟み,切る位置にニッパーを当てて斜めに引っ張ると一応むけます。ただ,被覆の断面がきれいではありません。また,皮をむく位置も,物差しを用いて指の爪で押さえたところにニッパーを当てますが,ずれたりします。そこで,下の様なゲージを作りました。印刷した物を合板に貼り付けた物です。

 

 先ず,電線を必要な長さのゲージに当て,切断します。そして,その線をゲージの上に載せます。皮を剥く位置にカッターを当て,前後に2,3回動かします。柔らかい被服だけが切れます。

 

 そして,傷を入れた部分に爪を当て引っ張ると被覆が簡単に剥けます。

 

 線の反対側も同様にして皮を剥きます。下の写真はできあがった物です。被覆の所で両端を90°曲げます。早速ハンダメッキ(表面をハンダで濡らす)しておくと,基板へのハンダ付けがスムーズにできます。