ダボ穴治具穴追加  | 技術日誌

技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 前にダボ穴治具を作った話をしました。これは1×2角材用に作ったのですが,1×2面(断面)に穴を開けるには2回に分けてセットしなければなりません。1×2面用の間隔で穴が開いていれば1回セットするだけで接合面の両方とも2つずつ穴を開けることができます。本来なら,間の薄板を接合する前に穴開けしなければなりません。しかし,すでに接着剤で接合してしまってあります。そこで前に述べましたが,この形のまま穴を追加する方法を考えました。先ず,1対のダボ穴ガイドの下に2つの1×2角材の断面を当て,万力で固定します。そして,ガイド(手前の1対の穴)に沿ってφ6の穴を開けます。

 

 1×2角材に穴を開けた後,左右を入れ替え,それぞれ180°回転させ,クランプで固定します。そして,こちら側からこの穴を通して治具に穴を開けます。

 

 開いた穴はφ6用のスペーサーを通すためφ8のドリルで穴を広げます。

 

 その穴にφ6(内径,外径は約φ8)スペーサーを通します。

 

 これでできあがりです。手前の左右2組が1×2角材の断面にダボ穴2つ開けるのに使えます。