長い角材から同じ長さの角材を切り出すには,1本切る度に印を付ける必要がありました。丸ノコの刃の幅があるので,例えば10 cm,20 cm,30 cmと言う風にまとめて印を付けておく訳には行きません。やるとすると,刃の幅を考慮して10 cm,20.2 cm,30.4 cmのように印を付けます。しかし,刃が厳密に0.2 cmとは限りません。
そこで,1本目の長さを合わせたところでストッパーをセットし,後は,そのストッパーに当てるだけで印を付ける必要はなくなります。このようにして切断した結果,切り出した角材全てがきれいに同じ長さになりました。
左にボルトが2本出ています。上下2つあるネジを切ったアルミ棒を通して右側の長い真鍮棒を押します。その右側に縦に2つ穴の開いた角材があります。この位置に実際に切る角材を挟みます。その右に縦に穴がたくさん開いた板がありますが,その下の三角形の板の左端が切る角材に接しています。この接する線が切断面に直角になるようにセットされているので,角材が直角に切れるわけです(三角形であるのは,45°にもセットするため)。その上の縦に穴がたくさん開いている逆さT字型の板がストッパーです。左に広がった部分に角材を当てると長さが固定されます。縦にたくさん開いている穴のどれかを使ってネジ留めして角材の長さを決めます。
(Precisionが高くなりました。Accuracyは,ストッパーの付ける時に決まります)