さきにYoutube上のホールドダウンクランプの図面(斜めから撮影されていた)をA4図面になるよう斜め補正したという記事を載せました。この図面をもとに作製してみました。前回紹介したカーボンペーパーがまだ手元になかったときに行ったものです。図面の下に合板を置き,線の上から細かく錐を刺して印をつけました。それを電動のこぎりにジグソー刃を付けて切り出しました。切り出したものを3層に重ねて木工ボンドで接着しました。万力で締め付けて1日待ちました。ジグソーでの切り出しの精度が悪く,重ねたときかなりでこぼことなりました。飛び出している部分をヤスリで削ることによりでこぼこを修正しました。
ジグソーではもう一つ問題がありました。ジグソーの刃は上下して,上がるときに木材を切り込みます。そのため,木材の表面が毛羽立ったり,一部が引き離されたりします。写真はそれがはっきり見える様に照明を斜めから当てています。表面をヤスリがけしてあるので,毛羽立ちはありませんが,表面の端が木目に沿って欠損していることがわかります。これを防ぐには,細工する木材の上にもう一枚木材を当て(そちらにパターンを描いておくことになる。しっかりと密着させないと効果はない),2枚を同時に切り出すと良いと思います。次回はそのようにすることも考えましたが,ならい板をつくりトリマでそれをなぞる方法がbetterと思い,次回はその方法にしようと考えていました(すでに,実際にその方法でやってみました。記事は次回)。