電気二重層キャパシタ溶接機の充電装置の製作記録(46): メタルクラッド抵抗の取り付け  | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 放電用抵抗にメタルクラッド抵抗噐を用いることは先に述べました。メタルクラッド抵抗は巻き線抵抗がアルミ製の放熱器に覆われている構造です。アルミ製放熱器には取り付け用穴が開いていて,通常はシャーシーにねじ留めすることを想定しています。丁度手元にぴったりのサイズの放熱フィンがあったので,これに取り付けることにしました。仮配線用合板に取り付けるには何かの金属に付いていた方が良いです。正確に取り付けること,ねじ山を切ることなどの経験を増やす,など「目的より過程を楽しむ」の考えに乗っ取っています。

 クラッド抵抗の取り付け穴に対応した場所にM2のねじ穴を切りました。平の方(写真の下の面)から下穴を開けるとき,一部にフィンの板の部分に掛かるとドリル刃やタップが折れる恐れがあります。抵抗噐をフィンの中央部に合わせてみると穴がフィンの板の部分に掛かることが分かりました。そこで下のような作図をして,穴がフィンの板と板の間に出る位置を決めました。抵抗噐は少し斜めになります。ソフト「花子」で作図し,印刷したものをフィンに当ててセンターポンチで印をつけて下穴を開けました。目論見通りフィンの板と板の間の真ん中に開けることができました。