電気二重層キャパシタ溶接機の充電装置の製作記録(12) | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

-トランジスタの発熱-

 定電流回路を仮配線でつくりました。4個の定電流回路の並列により流れた電流は6.5 A程でした。これを8 A以上にするにはどうするか,これから検討します。

 一方,数分間作動させた後トランジスタのフィンを触ってみるとかなり熱くなっていました。とりあえず,ベーク板に直接取り付けていたフィンを金属スペーサーにより1 cm程浮かせました。これで放熱効果は増加すると思います。

 

 また,スイッチング電源に出力電圧の微調整ボリュームがあるので,最低にしました。11.72 Vまで下げることができました。トランジスタ全体に10 A流れるとして,トランジスタにかかる電圧は最大10 V程度になります。したがって,トランジスタの発熱は100 W程度です。1回の充電時間は2分位なので,問題はないでしょう。