データロガーとエクセル処理 | 技術日誌

技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 前回,SPS装置からデータロガーへの接続の話題を掲載しました。この接続にて記録するとcsvファイルとして取り出すことができます。このcsvファイルから図を含むxls(m)ファイルへ変換するマクロを作りました。興味ある方は下記URLよりダウンロードしてください。
https://drive.google.com/file/d/1qQ29GuGvcDCYgSIpw2t6pkJwHUTATwYW/view?usp=sharing

 

 


 準備として,このファイルを特定のフォルダーに置いてください。また,csvファイルも同じフォルダーに置いておくと操作がしやすくなります。

 先ず,ダウンロードしたSPSデータ整理.xlsmを開きます。(他のエクセルファイルを開いている場合は,あらかじめ閉じておいてください。)「編集を有効にする」の表示がある場合は,そのボタンを押します。さらに「コンテンツの有効化」の表示が出た場合にはそのボタンも押します。H列辺りにGraph, Clear, Importのボタンがあります。


 csvファイルからデータを取り込みます。Importボタンを押してください。マクロが実行されて下の様なウインドーが開きますので,EnterキーかOKボタンを押してください。

 

すると次の様にファイルを選ぶ画面になります。取り込みたいcsvファイルを選びます。

 

 csvファイルをダブルクリックするか,ファイルを選んだ後開くボタンを押すと処理が進みワークシート上にデータが取り込まれます。最後に下の様なウインドーが開きますのでEnterキーを押すかOKボタンを押してください。


 これでグラフもできましたが,データの範囲を微調整するためのgraphボタンを押してください。
graphボタンを押すと下に示す様なグラフができています。軸の調整等が必要でしたら行ってください。そして,別名で保存してください。各図の下にはエクセルデータの保存名が表示されています。私は,これらのグラフをスクリーンショットして,実験記録ファイルに貼り付けています。この保存名も含めて貼り付けておくと,後で実際のデータが必要になったとき,すぐに引き出すことができるので便利です。


 続けて他のcsvファイルも処理したい場合は,clearボタンを押すと初期状態に戻ります。そして,Importボタンを押すと次のcsvファイルの取り込みができます。