信号線をデータロガーの入力端子に接続 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 私のところで記録しているデータとデータロガー(HIOKI LR8431)の接続を紹介します。これと同じにしておくと,次の記事で,csvファイルから自動的に図を作成するマクロがそのまま使えます。
 私の所のSPS装置は,① ダイにかかる電圧,② ダイを流れる電流,③ 温度,④ ダイにかかる荷重,⑤ 変位,⑥ 変位の変化率,⑦ 真空圧力の7種類です。これらをそれぞれCH 1からCH 7までの入力端子に接続します。出力インピーダンスが低いのでシールド線を用いる必要はありません。


 下は,測定後のcsvファイルの内容です。チャンネルが1から7までありますが,CH-6は記録しませんでした。“変位の変化率”というのがよくわからなかったからです。変位の微分値だとすると,変位さえ記録してあれば後でデータ処理により知ることができます。また,データのレンジは0~10 Vとしてあります。これはSPS装置の仕様に合わせました。プラスマイナスのある変位はゼロ点が5 Vでマイナスはそれより低い値,プラスはそれより高い値として記録されます。データロガーのCH-6の設定で,測定のON/OFFのチェックを外しておきました。これにより,CH-6が記録されません。11行以下に測定データが列挙されています。ここでの設定は1秒間隔としたので1秒ごとのデータが記録されています。


 csvファイルから図などをつくるマクロは次回掲載したいと思います。