ダイに粉体試料を入れるとき,慎重に行わないとダイの縁にこぼれてしまうことがあります。これをかき寄せて穴に入れると,ダイのカーボン粉末も混じってしまい,焼結体中にカーボンが残ってしまいます。私は薬包紙で作った漏斗を使って粉体を充填しています。これであまり気を遣わないで簡単に粉体をダイ中に入れることができます。もちろん薬包紙漏斗は使い捨てです。
薬包紙漏斗は,薬包紙を片側が狭くなる様に丸めて1,2カ所をセロテープで留めて作ります。この漏斗を作るとき,下の写真の様な型に巻き付けてつくると楽です。この型は,パーティー用のクラッカーを使って作りました。クラッカーに印刷用紙を巻き付け,端をセロテープで留めました。そして,クラッカーを外し,中にグルーガンのグルーを流し込みました。型としては,固まったグルーだけを取り出す必要はありません。印刷用紙ごと薬包紙漏斗の型として使います。