先に,温調器の電池切れの話をしました。また押しボタンスイッチも強く押さないと反応しないこともありました。そういう訳で温調器を交換することにしました。これまで使っていたものの電池はすでに交換して働くようになっているので,これは電気炉の制御用に使う予定です。交換用に新しいものを探しましたが,チノーのKP-1000はすでに生産中止となっています。後継機として,KP-1000Cがでています。下に両者の比較を示します。
KP-1000 KP-1000C
新しい方のKP-1000Cではいくつかの変更点があります。下の写真に示すように,KP-1000Cではボタンが光ります。設定値が4桁から5桁になりました。表示温度も1℃ステップから0.1℃ステップと精度が上がりました。この桁数の増加は,これまで慣れている人にとっては1000℃を10000℃と誤って設定する恐れがあるので,注意が必要です。
さらに,一番左のボタンに“<”が加わりました。これは便利です。これまで,設定時,次の項目に移る際“>”で行っていましたが,行き過ぎてしまった場合,“>”をどんどん押して1巡させなければなりませんでした。
旧型と新型の温調器では背後の端子が変わっていますので,これまで通りに結線すれば良いわけではありません。古い配線を,新しい温調器にどのように接続すればよいかは,次のブログで示したいと思います。