県内外のクラフト作家が一堂に集まって作品を販売する八ケ岳自然文化園クラフト市「さわやか夏の市」が14日、原村の同園で始まった。作家の個性が光る味わい深い作品がそろい、多くの来場者でにぎわっている。16日まで。
地元のクラフト作家でつくる実行委員会が夏と秋の2回開いている催し。遠くは北海道や岡山県など県内外から参加した110人の作家が、芝生広場にテントなどを広げ、皮製品や陶磁器、ガラス細工、木工の椅子やテーブルなど、丹精込めて作ったクラフト作品を並べている。
来場者は各店を回り、作家との対話も楽しみながら作品を手に取っていた。横浜市の会社経営遠矢明伸さんは「一品ものの作品には物語がある。作家さんから物語を聞きながら買えるのがいい」と、クラフト市の魅力を語っていた。
実行委の公文義博委員長(63)は「お客さんがゆっくりと作品を見られ、作家もお客さんと長く関係を築いていけるような市にしていきたい」と話していた。
15日は午前9時~午後5時30分、16日は午前9時~午後4時。問い合わせは同園へ。
出典:長野日報