MT様 ポルシェ964 リフレッシュ その4 | AUTOBAHN MOTOR&KLUB909BLOG

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外車専門自動車屋の活動日記

MT様 ポルシェ964 リフレッシュその4です。

 

https://ameblo.jp/klub909/entry-12368083765.html?frm=theme

↑前回の整備後、半年お乗りになってもらい、今回の整備内容を決めさせていただきました。

 

 

まずは幌のギアボックスですが何とか動いてはいますが、壊れかけているので交換するか手動化してしまうかご相談した所、手動でOKとのことで電動は殺すことに。

 

モーターは外さずにコネクターを抜いて動かないようにしました。

 

このロッドを外せば手動で動かせます。

 

カバーを戻しました。

 

Fガラス上のロックは電動で残します。ロックを解除して手動であけます。

 

手動で閉めて最後にガラス上をロックします。

ガラス上のロックもたまに動かなかったりしますがそれはまた後で修理するか考えます。

 

今回の整備予定のパーツです。

 

ZSS製の車高調です。安いです!街乗りだけなら十分な感じです。

 

ショック交換しようとしたらドライブシャフトブーツが切れているのを発見。追加で交換です。

 

整備しやすいようにリア周りはごっそり外します

。リアバンパーは傷修理があるので板金屋さんに出しました。

 

ショックのアッパーにアクセスするのにエアクリーナーケースの蓋側とヒーターモーターを外しました。

 

下側もタペットカバーやプラグコードを交換するのでマフラーやカバー類を外し。

 

クランクプーリーも交換するのでエンジンハンガーも外します。

 

下からエンジンを支えてハンガーを外しました。クランクプーリーはゴムの部分が切れてしまってます。

 

完全に切れて外れているので当社にあった中古パーツと交換しました。

 

ついでにエンジンマウントをリジットタイプへ交換。

 

RSS製です。

 

次に車高調を交換しようと思いましたがインマニが邪魔でやりずらい・・・

エンジンも汚れているし奥の断熱材も替えたい・・・

インマニ外しました!

 

 

タイヤを付けて洗車場へ移動します。

 

エンジン回りと断熱材をきれいに洗浄しました。

 

よく乾かしてステーなども全部外します。

 

スプレーのりを使います。

 

位置決めしたら奥のほうからのりを吹いていきます。

 

横側も位置を合わせて

 

綺麗に貼れました。

 

車高調取り付けですが、組み替えも無いですし色々外れているので簡単です。

ネジを緩めてショック交換して締めるだけです。

 

面倒なのはこっちですね。

 

インナー側のカバーを外して

 

Cクリップを外します。

 

インナーベアリングを外して洗って分解してみると!!

ボールが5個しかありません。ばらした跡があるのでブーツ交換を一度はやっているはずです。

新車時の組みミスでなくOHした時のミスっぽいですね。

でも組む時にボールは入れ忘れないですよね。無くすわけもないですしどうしてこうなった???

加速時にミッション辺りから変な振動が出ていたんですよね。

これが原因のようです。

 

仕方ないので使える中古のドライブシャフトのインナーをばらして使います。

 

ボール6個入ってました(当たり前)

 

アウター側はばらさずに浸け置き洗いします。

 

反対側です。

 

ベアリングのセンターを入れるときに叩いた跡があります。

叩かずにスポッと入るようでないとダメなのですが・・仕事が粗いですね。

出来るだけ修正してスプラインの溝も綺麗に磨いておきます。

 

グリスを詰めてブーツを変えてベアリングを組んで

 

完成です。

 

車高調とドライブシャフトを組みました。

 

次はヘッドカバーを交換します。

 

純正のマグネシウム製のカバーはかなり腐食してしまったのでアルミ製へ変えます。

 

カバーを外してきれいに洗浄します。

 

反対側も同じく。

 

パッキンを組んでカバーを付けようとしたらナットが変な所にいます・・・

この形はスタッドボルトのナットではないですか!!

 

途中で折れてるっぽい!

 

完全に折れているじゃないですか・・・

 

エンジンOH決定です!!次回に続きます。