ポルシェ996 水漏れ修理 | AUTOBAHN MOTOR&KLUB909BLOG

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外車専門自動車屋の活動日記

ポルシェ996 水漏れ修理

 

業者様からの依頼で996の水漏れ修理が入庫しました。

定番のウォーターポンプからの漏れですが、付加作業が多かったので書いておきます。

水漏れはこんな感じです。エンジン掛けるとポタポタ水が垂れてきます。

 

996のウォーターポンプを交換するにはRバンパー、触媒、エンジンハンガーを外さなければなりません。

996も大分年月が経ってきているのでマフラーバンド割れや

 

ボルトナットが錆で原型が無くなってます。

こうなると追加のパーツやマフラーを外すのに余計な手間が掛かります。

 

とりあえずバンパーを外して

 

触媒のナットはバーナーで熱を入れてから回してみます。

 

ダメなら溶断ですね。

 

ここは通しボルトではないので折れてしまったら温めてから抜き取ります。

 

ボロボロのマフラーパーツはそっくり交換です。

 

触媒が外せました。

 

ベルトを外しておきます。プーリーも錆がひどいので交換したいところですね。

 

エンジンを下から支えてエンジンハンガーを外します。

 

ポンププーリーとボルトが干渉しています。プーリーがかなり上に上がってしまっているようです。

 

ポンプを交換してベルト取りつけ。

 

プーリーがベルトで引っ張られる側へ移動しています。

 

ベルトのテンションでプーリーシャフトの軸を削ってしまったようです。

 

触媒を戻してバンパーを付けてLLCを補充してエア抜きしたら終了です。

ウオーターポンプ交換でもポンプ代だけですまなくなってきてますね。

今回もプーラーやベルトも交換したかったところです。(ユーザーからOK出ませんでした)

車齢や距離が伸びてきたので思ったより出費がかかるので気をつけたほうがいいですね。

 

おまけ・・・運転席側のワイパーが逆さまについているのを結構見かけます。

 

正常に戻しておきます。