沖縄での最終日となった27日、読売ジャイアンツと練習試合を行い、先発・金村尚真は四回途中、5失点でマウンドを降りました。沖縄出身の金村は地元登板で苦いノックアウト。このあと登板した北山亘基は4回を無失点で終え、先発ローテを争う2人が明暗を分けました。
金村は初回に1点を先制された後、四回には2死にこぎつけながら、ホームランを含む集中打を浴び、一挙4失点。この回を終えることができず、北浦にマウンドを譲りました。
これまで順調に調整を続けていただけに、この日の失点は大きな壁にぶち当たって出直しといった感があります。しかし、まだ、プロ2年目。これぐらいはいい薬。2歩下がったなら、3歩進めばいいだけです。めげずに頑張ってほしいです。
四回の読売の攻撃は新外国人オドーアから。鋭い打球でセンター前へ運び出塁です。しかし、この打球、テレビで見ている限り、セカンド・細川がきちんと処理していれば捕れないこともないような当たりでした。ここをアウトにしていれば、金村が大崩れすることもなかったかも…。タラレバです。
五回から登板した北山は、打者13人に対して、無安打・1与四球・4奪三振と見事なピッチングでした。ローテ争いで金村に差をつけた形ですが、読売の岡本、坂本ら主軸が交代したあとでしたので、その点は割り引いて考えたいです。でもまあ、良かったですよ。
試合は四回の大量失点が重くのしかかり、3‐5の敗戦。沖縄での実戦はこれまで負け無しでしたが、初めて黒星が付きました。ようやくいつものファイターズに戻りました。3月早々からの道内オープン戦でお待ちしています。寒いので風邪など引かぬよう注意してください。
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