開幕まで1カ月余り。キャンプでの実戦を通して開幕先発を、勝手ながら予想してみると…。まず外野手では、ライト・万波、センター・レフトを松本、スティーブンソン、というところではないでしょうか
新庄監督がレギュラーとしてただ一人名前を挙げた万波は、キャンプの最後にヒットも出て、調整は順調にいっているようです。侍ジャパンvs欧州代表戦では、きっちりと結果を出してほしいと思います。
レギュラーを明言されはしませんでしたが、一昨年の首位打者・松本はキャンプ中の対外試合では、きちんと実力を発揮しました。監督がレギュラーを明言しなかった意図ははっきりしません。しかし、この扱いは松本のやる気に火を付けたはずです。
この２枠は決定的でしょう。残る１枠をスティーブンソン、五十幡、浅間が争うことになります。このうち、スティーブンソンと五十幡は好打・快足という同じタイプのプレーヤー。この２人が同時に外野を守ることはあまり考えられません。
となると、キャンプ中の実戦を見る限り、スティーブンソンに一日の長があります。vs横浜戦で見せた2塁打2本、果敢なヘッドスライディングは、「おっ、なかなかやるな」という感じでした。それに比べると、五十幡は足を生かせないフライアウトが目立ちました。出塁しても牽制に引っかかってアウトになる場面もあり、いまいち安定性に欠ける印象でした。
キャンプは2軍扱いだった浅間が開幕まで今の調子を続ければ、レギュラーにぐんと近づきます。vsサムソン戦では2試合続けて3安打。打点は2試合で６打点と気を吐きました。故障さえしなければ、当然レギュラーなのですが…。
江越はやはり、スーパーサブ的な存在でしょう。一発逆転長打が欲しいときに出てきて淡々と仕事をこなす…そんなイメージですね。監督も期待して使っているようですから、ぜひそれにこたえてほしいです。札幌出身の今川はこのキャンプ、ずっと国頭組でした。悔しさを乗り越えて、1軍に帰ってきてほしいです。
ほかにも、現役ドラフトで移籍してきた水谷や、内野手登録ながらキャンプでは外野も守った高卒3年目の阪口に注目です。伸び盛りの若手はシーズン当初と終盤では、モノが違ってきます。大きく成長して、選手層を厚くしてほしいものです。
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