セラピーを受ける目的。
それは、クライアントさんの可能性を広げること。
クライアントさんの選択肢を増やすことです。
実際、セラピーを受けることで、人生の選択肢が増え、可能性がグーンと広がった人はたくさんいます。
例えば、
「自分はダメ、自分には価値がない」と思っているAさんと、
「自分はOK!自分は大切にされる価値のある人!」と思ってるBさんが、
それぞれ上手く行ったとき、うなくいかなかった時の思考を見てみましょう。
うまく行ったとき。
Aさん → イヤ、これは私のもの(成功)じゃない → 結果を取りこまない → ほら、あそこができてない
Bさん → やっぱりうまくいった →結果を取り込む → 次もきっとうまくいく♪
うまくいかなかった時
Aさん → やっぱりダメだった → 結果を取り込む → やっぱり私はダメな人
Bさん →イヤ、これは私がダメなわけじゃない →結果を取りこまない→じゃあ、何がいけなかったの.?
うまくいかなかった時に反省するとするならば、
Aさんは、自分を責める材料をたくさん見つけます。
Bさんは、自分を責めるのではなく、うまくいかなかった原因を分析し、改めるべきところ、次の行動に活かすべきところをたくさん見つけます。
たとえ、分析の結果、うまくいかなかった理由が同じでも、
Aさんは自分を責めて落ち込む材料として使い、
Bさんは、次の機会にうまくいかせるために使います。
少し極端な例に見えるかもしれませんが、
私達は、ビジネスにおいて、家庭において、あるいは、人間関係の中で、似たような事をたくさんしているのです。
さて、AさんとBさんとでは、どちらの方が、多くの選択肢を見つけるでしょうか?
どちらの方が、多くの可能性に満ちているでしょうか?
今回は、例として、自己重要感に関する部分をご説明しましたが、
セラピーは、多くの局面で、行動の選択肢を増やし、人生の可能性を広げていく力を持っています。