3連休初日に一人暮らしの母のところへ帰り、1泊してきました。
そこで、ちょっと面白いパターンを発見しました。
母が何の気なしに付けているテレビ。
大して興味ない番組だったので、ボーっとしてみてたのですが、
私が、
「あ、これは面白そう!ちょいと観てみようかな!」
と思った瞬間に母が話しかけてきたり、用事を頼んできたりしてました。
「こないだまで分かってたはずのエアコンのきりたいマーの入れ方がわからなくなった」
「ちょっと、台所の照明はずして」
「この書類これでいい?」
5~6回は繰り返したかな(笑)
私の帰省の大きな目的は、一人暮らしの母が自分一人ではできない雑用をこなすことだったので、
これ自体何の問題もないのですが、
もし、私か母のどちらかが嫌な気持ちになって、
口論になって、
結局、二人ともイヤ~~な気持ちで終わって、
しかも良く考えてみれば、昔から何度もこのパターンを繰り返している
そして、もしそれが、深刻というほどの嫌な気持ちであったら。
そして、例えば、職場や、今の自分の家族、大切な人との人間関係に同じようなパターンで
自分と両親との関係を繰り返していたら。
その時は、セラピーも解決のための一つの選択肢として考えてみてください。
セラピーは、何度も繰り返しているような、問題パターンに関して、かなり有効に働きます。
そして、実は、私達は、無意識に
両親との間に築いたコミュニケーションのやり方と同じやり方で
世の中の他の人達とのコミュニケーションを取っていることが多いのです。
やはり両親との関係が人間関係の基礎になっているのですね。
ですから、私のテレビの例で言うと、
本当にその番組を見たければ、
ビデオ録画のスイッチをポチっと入れれば済むところ
あるいは、ごめんちょっとだけ待ってと言えば済むところを、
イライラっとして「今じゃないといけないの(怒り)!」
みたいな感じで答えて、口論になってたら、
会社の同僚に対してもイライラっとしてる可能性が充分あるわけです。
そして、イライラを我慢してる事が重なると、
しまいに些細なことで職場でキレて・・・・なんて事もあるかもしれません。
そんな自分の、実は過去から何度も繰り返している困ったパターンに気が付いたら、その時がタイミングかもしれません。
ただ、私と母とのこのパターン、私が小さい頃はきっと逆だったんでしょうね。
母が何か集中して仕事しようとする時に限って
私が、「かまってくれ~~」
だった可能性が(苦笑)