どうしても許せない人っていますか?
一方自己啓発本には「 潜在意識に悪影響あるから貴方のためにも相手を許せ 」とあるものが多いです。
でもこれは説明不足ではないかと思います。
どこがかというと、相手に対して怒っている感情が処理されていない。
解放されていないのです。
するとどうなるか?
あくまで私の見方ですけれど
潜在意識のあまのじゃくの法則が働きます。
顕在意識 : 相手を許そう
潜在意識 : 絶対に許せない
これが繰り返され、相手を許そうとすればするほど 絶対に許せなくなる。
そしてますます状況が悪化するんだろうな。
自己啓発本は
「ほらだから許しなさいってば」 というでしょう
でも
「 じゃあ あなたが同じ目にあってごらん」
「ほんとに辛いから許せないんだよ」
という気持ちがある。
感情のしこりが残っている。
「ずっと辛い思いをしてきた自分をそのままにしておいて相手を許すことなどできない。」
ということになる。
この、「辛かった」「とても悔しく、悲しい思いをした」自分を救ってあげないと、前に進めないのです。
すぐに相手を許せてしまえるのは、恵まれている方なのかもしれません。
感情を吐き出すことについての最初の頃の私の疑問
・潜在意識には主語がない → 相手と思って自分を攻撃したりしてない?
・そうはいっても相手に悪いかな?(道徳観念的に)
今の私の答え
・ポイントは自分の内面にあるというより内面に抑え込んでいる怒りの感情の解放
・怒りの感情の解放なので、主語は関係ない
・感情を抑圧したままで、顕在意識で「あの人を許そう」とすると、潜在意識の中で、怒りの感情が増幅し、この場合、主語がないので自分を痛めつけてしまうこともある。
・だから、アクセスモードの変更、ヒプノセラピーで、自分の中の怒りの感情を処理する。
・相手に悪いかどうかは、怒りの感情を処理した後に、相手に会ってみればわかることもある。
・怒りの感情が薄れていたり、なにも感じなかったり、むしろ、この人も大変だったんだなぁという気持ちになったりする。
・肉親だったら、愛情が出てくることもある。(結構多いですよ)
・また、怒りの感情さえ処理してしまえば、もう縁のない相手であったり、道徳的、倫理的に考えてどうみても許す必要のない相手の場合は、無理に許す必要はない。
思うに感情の解放がポイントなんですね。
そして、ヒプノセラピーはそのための有効なスキルなんですね。