ある意味、言葉は記号です。
通常使われる意味と違う使われ方をすることがあります。
では、それはどんな意味?
というと、伴っている行動を見るとわかるんですね。
終戦直後のそんな事例。
太平洋戦争当時、日本は一時、東南アジアの国々を占領していました。
欧米諸国の植民地だったあたりですね。
いろいろな地域で、様々な出来事があったのでしょうが、
ある地域では、日本から行った兵隊さんと、現地の人たちが、とてもうまく交流していました。
仲良くやっていたんですね。
そして日本の敗戦。
日本兵が、武装解除されて、トラックに積み込まれてどこかへ護送されていきます。
現地の人たちが、そのトラックに向けて
「バカヤロー!!」
と叫びながら、たくさんの食べ物を投げてくれたんだそうです。
敗戦国の兵士に対してだから、「ありがとう」というわけにはいかなかったんでしょうね。
だから、口では「バカヤロー!!」と言いながら、
たくさんの食べ物を下さったんでしょう。
そのこころは愛だったのか、感謝の気持ちだったのか、友情のようなものだったのか。
ともかく、私はこの話を聞いて、なんだか温かい気持ちになれました。^^