1/15ぐんまこどもの国 白玉ぜんざい | キッチンの科学プロジェクト(KKP)

キッチンの科学プロジェクト(KKP)

キッチンの科学プロジェクト(KKP)は、子どもへの「科学実験ワークショップ」を通じ、「食」「自然」の大切さを伝える科学教室を展開する大学生・社会人団体です。

みせすです。

 
今回のイベントは・・・!
小正月にちなんだ白玉ぜんざい!
 

 

今回は群馬県太田市にある、ぐんまこどもの国にて。

7~8年お世話になっていて、

年に2〜3回ほど、食育の企画をやらせていただいています。

 

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食育事業
「白玉の科学とぜんざいと食文化」
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親子で白玉ぜんざいを作りながら、
白玉の科学や、ぜんざの伝統的な由来を聞いてみよう!
【日時】2023年1月15日(日)
午前の部:10:30~12:00
午後の部:14:00~15:30
【場所】ぐんまこどもの国児童会館 3F 研修室
【対象】小学生~中学生の親子
【定員】 各回10組(1組4名まで)
【参加費】 1組(2人)1000円

 

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<当日のお品書き>

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・豆腐入り!もちもち白玉づくり

・あんこからおしるこ(ぜんざい)づくり

 

それに加えて、みせすからのちょっとした

お正月プレゼント・・として

 

・お餅と白玉の食べ比べ

・きな粉かけ白玉

・黒みつ白玉

・みたらし白玉

塩昆布つき♪

 

 

トッピングは自由にしていただきました!

 

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<科学の説明内容>

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♡どうして白玉をゆでると浮かぶの?
♡白玉粉とだんご粉の違いは?
♡もちもちの理由は?お餅と白米の違いは?
そんな科学から、食文化まで。
♡小正月って何?どこが違うの?
♡小正月に小豆を食べる理由は?
♡ハレとケの食文化
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午前の部!

 

午後の部!

 

 

 

と、合計40名近くの親子の方に参加していただきました♪

 

 

当日の様子をちらっとご紹介(*´∀`)♡

 

 
 

 

 

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★豆腐inもちもち白玉!

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お持ち帰りの資料には、

通常の白玉・・のレシピしか載せてなかったので(汗)

今回は、豆腐入り白玉のレシピもご紹介。

 

 

<材料>

・絹ごし豆腐 1丁(300g)

・白玉粉 200g~220g

水のかわりに絹ごし豆腐をいれるだけ!

※耳たぶくらいの硬さになるように。

 

通常、白玉粉は、同量の水でこねますが、

水のかわりにお豆腐で。

豆腐は水切りせずに、そのまま白玉粉の入ったボウルの中へ!

まとまるまで、手でこねこねすればOK!

 

 

<つくりかた>

1. 豆腐と白玉粉をこねる

2.  好きな形にする(一口大)

3. 沸騰したお湯で茹でる

4. 浮かんできたら2〜3分!

5. ざるにすくう(または冷水で冷やす)

 

 

たったこれだけ。
うちの3歳3ヶ月のきなこも、
こねこねすることができました( ˘ ˘)♡
 
 

 

 
 

みんなで白玉をこねこね。

 

 

 

はしで模様をつけてお花風にもできるよ♪

 

 

お父さんもこねこね!

 

 

そしてゆでて、ざるに掬い上げます!

 

 

浮かんできたら・・

2~3分

 

おいしくなったサイン♪

 

「どうして白玉はゆでると浮くの?」

というみせすからのうんちくを。

 

密度、体積、の話を簡単にさせていただきました

(低学年の子には難しかったかな・・とちょっと反省もしつつ)

 

・・・すると、

「おでんのはんぺんが浮いてくるのも、もしかしてその理由なんですか?」

という声をいただいて、

そうです!そうです!!!

 

食と科学の結びつき。

生活の疑問になぞらていただき、嬉しい限り。

 

 

 

 

 

 

その間に・・・!

 

ぜんざい・おしるこをつくるよー!!

 

 

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★小豆を炊いてみよう!

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<材料>

・小豆(乾燥) 1カップ (160g)

・水 3カップ (200cc)

 

<つくりかた>

1. 水と小豆を鍋に入れる

2. 圧力鍋にかける!圧があがってから5分〜10分 →自然冷却

 OR

 大きめの鍋に入れて、弱火〜中火で40分コトコト煮る

 →柔らかくなればOK!

 

 

水に浸水せずにOK!

というのもの・・

・あんことして食べるには、粒ではなく、煮崩れてOKだから

・あんまり浸水させなくても、

 

圧力鍋で時短で

小豆を炊きました♪

 

ふたをあけたときの

炊きたての

お豆が炊けた、いい香り〜♪

こどもたちの顔も真剣でした。

 

 

 

炊けた小豆に砂糖と塩をいれて・・ぐつぐつ煮て・・

 

ただ、今回は、

時短テクニックとして、

市販のあんこから、おしるこ(ぜんざい)をつくるコツもデモ。

 

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★市販のあんこからぜんざい!

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<材料>

・あんこ 200g

・水 200cc

・砂糖 お好みで(大さじ1〜)

・塩 ひとつまみ

あんこ:水を同量に。

お好みでお砂糖を加えて、っていう簡単!

 

<作り方>

1. 鍋に水とあんこを入れる

2. 弱火にかけて優しく混ぜる

3. 混ざったら塩をひとつまみ入れて完成!
 

仕上げに塩をひとつまみ。

これが、「味覚」の科学のお話!

 

 

 

できたよー!!!

 

 

 
ということで・・
 
手を合わせて、
いただきます!
 
パパと一緒にできたよ!
 

 

 

 

あれれ、おかあさんのおぼんがない・・・!?

 

 

黒蜜がたっぷりかかった白玉♪

 

 

 

小学生低学年でも、

上手にできました!

 

 

 

お父さんもおかあさんも一緒に!

家族みんなで料理!

 

 

 

おいしいね、と幸せな時間。

 

 

 

食べている間には、

午前の部のみ・・

学校歯科医師であり、

蟻川歯科医院の院長、蟻川先生による

「歯と食べる」のお話!

 

 

 

 

専門的で興味深い内容に、

私も参加者もみなさん引き込まれていきました。

 

 

 

 

よく噛んで、
五感を使って味わう大切さ。

 

 

 

男子たちも上手に完成!

 

 

 

 

もっちもちの白玉ができましたー!!

 

 

 

家族でご参加くださって、

本当にありがたい限りです。

 

 

 

上手にできたね!

 

 

 

 

みせすがこどもの国での教室をはじめてきたときから、

ずっとずっと来てくれた、大切なみせすのお友達。

あっという間に小学校卒業。本当におめでとう。

イベント中も手慣れた手際と豊富な知識で

もう料理はお手の物♪

(もうみせすなんていなくても・・完全に自立できそう・・)

 

 

当日の朝もバタバタしていましたが、

みたらしもなんとかできてほっとして。

 

 

 

 

 

こういう笑顔を見ると、

不完全ながら、イベントを開催できて、よかったなと

心から思っています。

 

 

こうしてイベントが無事終わったのも、

りこ先生のおかげ。

 

娘さんのお忙しい時期に、本当に感謝しています。

 

 

白玉ぜんざいを通じて、

 

・小正月と食文化

 

 

・無病息災。

 

 

・・・・・・

 

とあるデータによると、

「おせちを家庭で食べる人」の割合は、2人に1人だそう。

しかも、

 

「おせち食べる派」の割合は、

70代以上の人が【 97% 】食べる!に対し、

30代で食べる人は、【 72% 】

20代以下は【63% 】というデータも。

(福井商工会議所データより)

 

 

コロナ禍もあり、帰省のしにくさもあるとはいえ、

20代、30代の「親」が食べないと、

こどもたちも、食べなくなるのは、明白のこと。

 

「おせち」だけでなく、

 

「鏡開き」とか、

「七草粥」とか、

「小豆粥」「ぜんざい(おしるこ)」とか

そういった、食文化。

 

そう、

昔から受け継がれてきた、

「行事食」。

 

「行事食」には、

食に対する感謝の気持ち、 とか

食べることに込められた祈りを知る、きっかけになる

 

と思っていて。

 

一人の母親として。

親から子へ、

子から孫へ、

人から人へと、

日本の文化伝承を受け継ぐこと

 

 

 

「食事を作ること」

「一緒に食べて祝う尊さ」

 

を、こどもたちとともに再認識できるきっかけになれば。

 

そんな思いで駆け抜けた、年末、そして昨日でした。

 

 

 

 

 


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<こどもたちの声>
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・白玉をこねたところが楽しかった!

・白玉ぜんざいを食べたことが楽しかった
・白玉ぜんざいが美味しかった

・粉が残らないように混ぜるのが大変だった

・おしるこが甘いのは砂糖のため!
・楽しかったのでまた行きたい
・豆腐が苦手だったけれど豆腐が食べられていよかった
・白玉が簡単に作れたことたが印象に残った
・味についてしれたことがよかった

・白玉を作るのが楽しかった
・こしあん、つぶあんの作り方が知りたい
・白玉をどう作るのかわかった!
・あんこのうんちくが難しかった
・よく噛むことの大切さの説明がわかった

・白玉粉と上新粉は米の配合量が違ったことが印象に残った
・ぐんまこどもの国でのみせすの教室は久しぶりだったので、前参加した時よりも心構えが違くなった


・白玉作りが楽しかった
・あんこを煮てみたい
・ぜんざいが美味しかった
・ゆでかたの時間がわからなかった

・こねてたところが楽しかった!
・コネコネが楽しかった

・餡子になる豆とならない豆があるのかを知った
・白玉とおもちの違いが楽しかった
・楽しかった!白玉が美味しかった


・お餅と白玉の違いがわかったので成分の違いが知りたい
・もちと白玉の違いがわかって、しかも白玉が食べられたので満足です。

・白玉ぜんざいのことがしれた!作れかたは簡単だったのでおうちでも作ってみたい。

・白玉をお湯に入れる時が怖かったです。

・「食べることは生きること」たためになった
・ぜんざいの出来かたを知りたい
・楽しかった


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<保護者の声>
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なかなか食育系のイベントが減っている中で、このようなイベントに参加できてよかったです。
 また食育系のイベントがあったら参加したいです

・あまり料理をしないので楽しかったです!ありがとうございました

・親子で作って学ぶことができ、ぜんざいも美味しかったので大満足です。
・子供と実際に作りながら、あんこや豆についていろいろ勉強できてたのしかった

・おいしかった

・楽しくて勉強になった!
・楽しく美味しくできました。ありがとうございました。


・白玉が浮き上がる理由が印象に残った

・知らない科学や歯の話が聞けてよかった
・どうして白玉が浮くのか、子供にとってわかりやすく伝えていた

・食=科学!がよくわかった

・豆腐を使って簡単にできてよかった!
・豆腐で団子ができることがびっくりした!次やってみようと思う

・パンケーキ、パン作りがしたい!
・季節にあった食べ物について学びたい。
・パン作り、お菓子作りがしたい


・白玉ともちが同じもち米からできていることを、初めて知りました!
・あんこになる豆とならない豆が興味深かったです

 

・スライドの説明をもう少しじっくり話してほしかった。
・こどもの国で定期的に今日のようなイベントがあれば参加したいです。
・白玉がなぜ浮くのか、なぜ冷水でこねるのかなど、

科学的な理由が知れてよかったです。ありがとうございました。


・子供だけでなく大人もの学ぶことができました。

・食べ物が体を作っていること、命をいただいていることが食事であること、
・自分が子供にいつお伝えようとしていることと重なりました。

 

・日頃忙しくて子供が手伝いたいと言っても、台所仕事を手伝わせてあげられないので、とてもよい機会となった。

 

・みせすさんのおおらかさが伝わってきてよかった

・いつも楽しく参加させていただいています。

・伝統文化の食事についてもこどもたちに伝えていけるといいなと思っています。
・よく噛む大切さもわかりました


・私たちの体は私たちが食べたものでできている、ということ

・親子で作るだけでなく、いろんな蘊蓄を知ることができ、楽しく勉強することができました。
「食べたものが自分の体をつくる」という先生の言葉がとても印象的で、
改めて食は大切だなと思いました。また参加したいです。

・豆の違い(あんこになるかならないか)が勉強にあった
・味覚の対比効果が参考になった!
・豆の比較、味覚の話が面白かった
・小正月や食文化

・白玉をお湯に入れるときのコツやお湯からあげる方法が複数あることなど、子供に役立つ情報がよかった

・食育科学が楽しかったのでまた参加したいです。
・白玉が柔らかくてとてもおいしかったです。
・家でも子供と作ってみたいです。ありがとうございました。

 

 

本当に参加してくださったみなさんに、

そして企画してくださった

ぐんまこどもの国児童会館の皆様

フレッセイ食と文化歴史未来財団の皆様に

心から感謝しています。

 

 

個人的には、

3歳でも白玉作り楽しめたので、

未就学児もOKな企画もしていきたいなぁと思うこの頃。

 

一応、来年度もこどもの国さんでやる予定なので、

ぜひまた遊びに来ていただけたらとっても嬉しいです。

 

(6月ごろ?乞うご期待!)