11/30東京荒川区 食育・摂食障害講演 | キッチンの科学プロジェクト(KKP)

キッチンの科学プロジェクト(KKP)

キッチンの科学プロジェクト(KKP)は、子どもへの「科学実験ワークショップ」を通じ、「食」「自然」の大切さを伝える科学教室を展開する大学生・社会人団体です。

11月30日(月)
 
荒川区の中学校へ。
1.2.3学年に50分×3コマの授業をしてきました。
 
 
 
養護の先生から直々に依頼があり、
「コロナ自粛」や「コロナ太り」による摂食障害が増えているとのこと。
 
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< 食育に関する健康教育 >
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【日時】
令和2年11月30日(月) 4・5・6時間目
 
【講師】
キッチン科学のプロジェクト 金子 浩子
 
【ねらい】
(1)食について見つめなおし、“食事”は楽しく幸せを感じられる時間と考えるためのきっかけづくりとする。
(2)摂食障害の予防と健全な心身の成長を図る。
 
【内容】
1年生 
食事の重要性や心身の健康、食事と健康の関わり
 
2・3年生
食事の重要性や心身の健康(思春期とダイエットのあり方)、食事と健康
 
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ということで、わたしから話したのはこんな感じ。
 
●デモ:お絵かきホットケーキ
●食育とは
●コロナ自粛と食生活
●摂食障害について
●社会と痩せと自己肯定感
●家庭での料理のススメ
 
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お絵かきホットケーキはこんな感じ♪
 
 
材料はこんな感じ。
 
 
生地をまぜて
白い生地を作ります。
 
 
 
はちみつを入れて・・・
 
 
お絵かきチューブにいれて
 
 
 
お絵かきスタート♪
 
 
 
 
 
そして。
 
摂食障害の講演も。
 
 
「太ったね」
「やせたね」
言われて嬉しい言葉はどっち?
 
 
 
 
 
 
やせを礼賛する社会
自己肯定感の持ちづらい社会。
でも、だからこそ、
食を通じて、
自尊感情を高めたり、
健康的な食生活を送ってほしい。
 
いきなり栄養バランスを考えなくても大丈夫。
 
まずはよく噛んで味わうこと。
 
いただきますと、ごちそうさまの気持ち。
 
 
そして、
台所に立って家で料理を始めてほしい。
一汁一菜で十分。
 
めっちゃ要略するとそんなお話。
 
 
 
 
終わってからは、
摂食障害に苦しむ親御さんとお話し。
 
 
気づいたら中学校をあとにするのは17時を過ぎてました。あっという間の時間。
 
 
 
 
20〜30代の50人に一人は、摂食障害。
つまり、一学年100人なら2〜3人は存在する。
摂食障害の回復にかかる年数は、約10年。
私も摂食障害歴11年目を迎えている。
 
 
摂食障害は病気の一つで、
その人自身がすべて悪いわけじゃない。
病気だからこそ支えていくことが必要だし、
摂食障害にならないにこしたことはないから、予防啓発が大切。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
当日は、摂食障害の当事者で、かつ、
一緒に食育をやっているKKPメンバーのなっちゃんも
お話してくれました。
 
 
 
バタバタしたし、緊張したけれど、
一応時間内に納めまして、なんとか一安心。
少しでも食の大切さが伝わればいいなぁと。

 
 
 
 
関係者のみなさま、
ありがとうございました!