go abroad

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旅の計画をたてれば、全てがエキサイティングになる。
海外ツアー・歩きお遍路・旅にまつわる日常の話。

3日目。朝からキナバル山へ出発。

観光バスは小型に変わるのかと思ったら大型になってびっくり。大きなエンジンの車じゃないと急坂を登れないらしい。

市内の通勤ラッシュにはまって1時間くらい遅れたこともあり、郊外からひたすら上りの山道に入ると、絶壁カーブの続く道をすごい速さでぶっ飛ばす若いお兄さんドライバー。
キナバル山がどんどん近づき‥
まずはフォトスポットへ到着。
雲に入ってしまう前に写真が撮れた。
兄さん、爆走運転怖かったけどありがとう。
土産物屋テントが並んでいて、
何か記念に買いたくなり‥
サバ ボルネオ
と書いてあるゴリゴリトートバッグを母娘お揃いで購入。

海外で地名入り土産、人生で初めて買った。

人間、歳を重ねるとこういうの欲しくなるのね。知りませんでした。
↓1つ26リンギット。880円くらい。
後で知るのだが、同じトートバッグが空港に並んでいて倍くらいの値段で売られていた。
ふつう標高高い観光地の土産物屋って、同じ物が下界より何杯も高く売ってるイメージだけど、ここでは反対らしい。
バスに戻ると、買い物エンジョイしてたのは我々のみだったようで、待ってましたとばかりにすぐ出発。
おしてるのよね‥ごめんなさいね‥
謎の遊園地など通過し、
バスはキナバル公園内に入る。
ゲートで運転手が入場料を払う。我々はがいこくじん料金。
マレー人 10リンギット
外国人 50リンギット
国民は安く、旅行者は高く。
それで良いと思うし、日本もそうであってほしいと思うがいこくじん料金賛成派だけど、某番組のコメンテーターは発展途上国の考え方だとか言っていた。
バスから降りて、ボタニカルガーデンに向かう。
森に入ると、ちゃんと整備された散策道になっていた。
ゲートがあり、ボタニカルガーデンの有料エリアに入る。
ここからガイドさんから見どころを聞きながら有料園内を一周する。
入口すぐにあった生姜の花。↑
苔がきれい。
標高の高い森の中は涼しかった。景色を楽しむ心の余裕がある。
下界はなにせ恐ろしく暑いので。
説明を聞いた花は全部撮るけど、説明の方を忘れてしまう。
↓これは蘭の種類でダンシングレディというらしい。高価なものらしく、囲いのある手の届かないエリアにあった。隙間からズーーム。
‥植物音痴です。
↓ウツボカズラしかわからない。
約40分くらいのボタニカルガーデン&森歩き終了。
おトイレ済ましてバスに戻ってください、と言われたその隙に、行きにトイレのそばで見つけた不思議な虫がまだいるか見に行くことにした。
この花の木。
さて、いるかな‥

せっかくなのでコンビニ探検してから部屋に戻ることにした。

セブンはいまいちだったと教えてもらい、御当地コンビニ「オレンジ」へ。
お茶を調達したかった。
よかった、緑茶あった。ゼロって表示もあるから甘くないやつ。しかもポッカだし迷わずカゴへ。4リンギット(134円)
パン売り場系カステラみたいなお菓子。
観光地のホテルエリアなのでシャンプーとか多いような。
アイスが食べたかった〜
メインはネスレ製のようす。
値段は日本とそう変わらない。
‥東南アジア旅行なのになぁ。高いなぁ。観光地価格?というより円安のせいなのか?
迷って迷っていると‥
ドリアンアイスを発見。
母とシンガポールでドリアンシュークリームを食べて臭かったのはとてもいい思い出なので、
よし!ドリアンチャレンジ第二弾!とか言ってドリアンアイスを2つに決めた。1つが6.7リンギット(約224円)の最高級品。

部屋に戻った。
早速食べよう!

開けたら、とんでもない悪臭がした。
かじる‥
くっっっさい!!
嫌な臭さすぎる!!!

シンガポールのビアードパパで買ったドリアンシュークリームは、腐った玉ねぎの香りだったがまあまあ食べられた。
これはひたすら臭い。美味しさの要素がない。
めちゃめちゃ高いけど思い切って買ったのに!!
半泣きで食べた。
ただ、甘く冷たいアイスが食べたかっただけなのに‥
もう今後、ドリアンチャレンジやりません。
多分。

ポッカの緑茶は、ゼロの表示を見て安心して買ったのに。甘かった。
慎重に選んでも選んでも、甘いお茶を買ってしまう悲劇は続く。
ゼロは、ゼロカロリーなだけで、
甘味ゼロでは無かった。
惨敗。

道路をくぐって川を進むと、ガイドさんが高い木を指してあそこにミズオオトカゲがいます、と教えてくれた。え、どこどこ?

かなり上の方に、いた!
いるのはなんとなくわかったけど、後で写真を拡大してびっくりした。
2メートルくらいある。
夕暮れ、風を切って進むボートは涼しかった。
またテングザル数匹がいた。
マンゴーの実を取って食べるから、だいたいマンゴーの木にいるらしい。
この後、来たルートを引き換えした。
くろっぽい小さめの野生猿は逃げないので沢山見ることができた。たしかカニクイザルという名前。のはず。
途中から、鳥に詳しい方が珍しい鳥がいるたびに解説してくれたのだが、
あれ!国鳥!!
とかなり興奮した様子で教えてくれた。
この時自分はまだ鳥の種類もよく分かっておらず、しかも目が悪くなってから夕暮れ特に遠くのものがイマイチ見えないので、なにかまっ黒い鳥?かと思って写真を撮ったのだが、
これもあとで拡大してびっくり。マレーシアの国鳥、サイチョウだった。
はるばる大自然観光に来たはずなのに予習不足すぎた。
空はゆっくり暗くなってきて、
きれいな夕焼け空になっていった。
ただ、綺麗だった。
ボート乗り場に帰ってきた。
待機所が夕飯ビュッフェになっていた。
ディナータイム。
小さいバナナかわいい。スイカ甘くない。
メインおかずのアジフライが美味しい。
ここも米粉細麺付き。
食べ終わると、まもなく日が落ちる薄暗さの中もう一度ボートに乗り込む。少し雨が降っていて、時々稲光が見えてびくびくしながらクルーズ再出発。
完全に暗くなると、ピカピカ光る木の前で止まった。
ホタル観賞。
写真はやはり無理だった‥
木にクリスマスの電飾をつけたような光だった。静かにキラキラ光っていた。
ホタルのいる木が決まっていて、2ヶ所の木を見て終了。移動込で30分ほどだった。

ホテルまで2時間ほどかかるので、みんなトイレに寄ったのだが、最後に入ったら、レバーを何度回しても水が出なくなった。
タンクの水が尽きたから、そのままで大丈夫!と外から声が聞こえた。
中国人が多いからなのか?どこも紙捨てゴミ箱があったので、もしものために紙は流さないようにしていたので心苦しさは最小限におさえられたが、後ろ髪引かれながら場を去った。
紙が流せる♪と安心していたこの国のトイレに対する恐怖は徐々に増していた。

真っ暗な帰り道、なんだか寝られずに何も無い景色を眺めていた。曇り空、月しか見えず。晴れていたらさぞ星がきれいだろうに。

20時頃、プロムナードホテルに帰ってきた。