【講演会】鳩山政権と核の「先制不使用」~核軍縮の障害からの脱却
【講演会】
鳩山政権と核の「先制不使用」
~核軍縮の障害からの脱却
講師 田窪雅文さん(「核情報」主宰)
日時 10月9日(金)午後6時半~
会場 文京区民センター3階D会議室
(春日駅・後楽園駅・水道橋駅)
http://www.cadu-jp.org/notice/bunkyo_city-hall.htm
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
参加費 700円
国連・憲法問題研究会
連絡先 千代田区富士見1-3-1上田ビル210工人社気付
℡03-3264-4195fax03-3239-4409
http://www.winterpalace.net/kkmk/
kkmk@winterpalace.net
■オバマ米大統領の「核兵器のない世界をめざす」との表明を受けて、国内外で核軍縮の気運が高まっています。一方で、「核密約」問題が焦点となり、非核三原則の行方も注目されています。
麻生前政権は、米国が核の「先制不使用」策を採用することに公然と反対を唱え、廃棄目前の核トマホークの原子力潜水艦への再搭載さえ要望してきました。被爆国日本が核軍縮の妨害者となり、米国が10月にも骨格を決める「核態勢の見直し」にも悪影響を与えると懸念されています。
衆院選圧勝により新政権を担う民主党は、先制不使用への支持や「北東アジア非核地帯」を掲げてきましたが、米国や保守系メディアなどの圧力を前にして、その姿勢を弱めつつあります。
鳩山政権は、核廃絶の突破口となる「先制不使用」を米国に迫ることができるのでしょうか。この問題にいち早く着目し、警鐘を鳴らしてきた田窪雅文さんに、最新状況についてお話をうかがいます。
<田窪雅文(たくぼ・まさふみ)さん>
ウェブサイト「核情報」( http://kakujoho.net/
)主宰。『世界』9月号に「被爆国日本は核軍縮の足かせとなるのか」(ハンス・クリステンセン)を訳出・解説。最近の論文に「ミサイル防衛徹底批判」(『世界』7月号)などがある。
【紹介】報告第46集「スーダン紛争と自衛隊」
国連・憲法問題研究会報告第46集発行
スーダン紛争と自衛隊
PKO派兵とアフリカ
栗田禎子
2009年8月発行
■08年10月、アフリカ・スーダンに自衛官が「派遣」された。スーダン派兵の狙いは何か?スーダン紛争とはどのような歴史的地政学的政治経済的な背景を持った紛争か?スーダン近現代史の研究者である栗田禎子さん(千葉大)が講演。B5版56頁
◎目次
派兵本務化とPKO/PKOから派兵恒久法へ/近代史におけるスーダン/スーダンの地政学的位置/イギリスからアメリカへ/資源大国となったスーダン/南北・ダルフール紛争の背景/捨て置かれてきた低開発地域/植民地統治で作られた低開発/殖民地統治を継承したエリート層/イスラムを政治利用した政権/バシール政権の成立/国民民主同盟の成立/「新しいスーダン」/包括和平合意とPKO/バシール政権と米国の結びつき/全国的変革から南部単独和平へ/総選挙から南部分離へ?/ダルフール紛争とは何か/紛争を引き起こした米国主導の和平/究極の選挙対策としてのジェノサイド/国連PKOへの現地の評価/NATO初のアフリカ進出/スーダン派兵の危険性
○質疑応答
○資料
◎定価1冊 500円(送料80円)
◎5冊以上購入 1冊当り400円
◎ 購入申し込み
郵便振替[00160-7-48406 工人社]
*通信欄に「講演会報告第46集」と明記してください
・ 国連・憲法問題研究会
東京都千代田区富士見1-3-1上田ビル210工人社気付
・℡03-3264-4195/FAX03-3239-4409
8.15行動(靖国デモ)に対する右翼による襲撃・テロを許さない!~抗議とカンパの要請
8.15行動(靖国デモ)に対する右翼による襲撃・テロを許さない!~抗議とカンパの要請
2009年8月15日、私たち「アキヒト天皇制20年=『戦争国家で安心安全』を問う8.15行動」は、文京区内で集会を持ったあと、夕方から神保町、九段下にかけてデモ行進をおこなった。
今年も8月15日には、武道館で、天皇出席のもと「全国戦没者追悼式」がおこなわれ、また、多くの議員や閣僚が靖国神社を参拝した。それらは、戦争の死者の「追悼」をとおして、「国のための死」を賛美し顕彰する行為にほかならず、同時に現在の「戦争」の死を肯定する行為である。私たちは毎年、反天皇制運動の実行委員会を組み、この日、この地域を中心に作り出される「慰霊空間」に、「否」の声を突きつけていく行動として、デモに取り組んできた。
今年、その私たちのデモは、例年を越える規模での右翼による妨害と、暴力的なテロに直面した。
九段下に向かう靖国通りでは、右翼の波状的なデモ隊への攻撃が続き、九段下を越えたところでは、在特会など「行動する保守」を自称する連中を中心に、既成右翼や、やじ馬右翼も含めて動員された大量の右翼が「日の丸」を掲げて結集し、差別排外主義的な言辞を吐きながらデモ隊を攻撃し、その一部は背後からデモ隊にしつこくつきまとい、さまざまな暴力行為を続けた。
かれらは、この一連の行動をもって、「反日左翼のデモを粉砕した」などと豪語している。さらには、私たちがデモを途中で打ち切ったなどというデマ宣伝もしている。だが、私たちは、そういった右翼の攻撃や、右翼を理由にもっぱら私たちへの規制にのみ専念する警察権力の介入をはねのけ、予定通りデモを最後まで貫徹し、彼らに対するシュプレヒコールを上げて解散していったことをあらためて確認しておきたい。
しかし、この過程で、突入してきた右翼によって、数名の参加者が負傷させられた。とくに、解散して駅に向かって移動していたデモ参加者に対して数名の右翼が襲いかかり、最長で全治三週間という、流血を伴う怪我人が出た。
自分たちの意に沿わない意志を表明して歩いているというだけの理由で、そのデモを暴力的につぶそうとする行為、これはまぎれもなく右翼による襲撃=テロである。そのことを許してはならない。
かれらは数日前から私たちのデモの「粉砕」をよびかけ、また、解散時にデモ隊を襲った右翼は、職業的ともいえる暴力を発揮した。完全に計画的に準備されたテロ攻撃であるといわねばならない。そして、彼らは今後も継続してそのような攻撃を続けていくことさえ、公然と宣言しているのである。
このような右翼の暴力は、侵略神社としての靖国神社を守りたいという、彼らの「危機感」に根ざしている。私たちは、右翼テロと不可分である靖国空間=「慰霊・追悼」の政治性を撃つ行動を、これからも続けていくであろう。そして、多くの人とともに、排外主義・天皇主義右翼によるあらゆる暴力を決して許さないという声を大きくし、彼らを包囲し、孤立させていかねばならない。
すべての人びとの注目と、引き続いての協力を訴える。
*以下、当日の右翼の主な暴力行為を箇条書きにして示す。
・つきとばしや殴打、背後からの蹴り、目やノドをねらったパンチ。
・帽子の強奪、シャツの破損、メガネなどの破壊。
・ペットボトルやコーン、植え木の投げつけ。
・大きなパペットの破壊、小さなパペットの強奪。
・横断幕の損壊(複数)と強奪。
・写真やビデオの無断撮影。
・事務所前での街宣。事務所のあるビルに入っている店舗の店員を、
実行委メンバーと誤認してつかみかかる。
これら怪我人(病院費用)や物損に対する救援カンパも、あわせて訴える。
郵便振替口座番号 000110-3-4429
加入者名 ゴメンだ!共同行動
「8.15行動カンパ」と明記してください。
2009年8月23日
アキヒト天皇制20年=「戦争国家で安心安全」を問う8.15行動実行委員会