講演会 原発事故避難問題から見える福島の現状
国連・憲法問題研究会講演会
原発事故避難問題から見える福島の現状
講師
阪上武さん(福島老朽原発を考える会)
日時
5月28日(月)午後6時半~9時
会場
文京シビックセンター5階会議室C
(後楽園駅・春日駅・水道橋駅)
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html
参加費 800円(会員500円)
■未曾有の原発事故となった3・11福島第一原発の事故から1年以上が経ちました。原子力ムラが作り上げてきた安全神話によって引き起こされた原発事故によって、多くの住民、原発労働者が被ばくを強いられ、原発事故は未だに収束していません。
福島原発事故によって、福島では16万人を超える人々(「原発難民」)が故郷からの避難を強いられ、さらに多くの人々が放射線管理区域の放射線量の地域での生活を余儀なくされています。
政府は、原発事故を引き起こした責任を認めて、補償や避難の措置を取るどころか、現在避難対象になっている地域以外は、安全だという新たな「放射能安全」神話を作り、被ばくを強制しています。放射能をばら撒いた汚染発生源である東電は住民・自治体に「除染」を押し付け、責任を取ろうとしていません。政府・東電の無責任な対応の結果、被害者である住民の間に、避難するか居住するかで分断が持ち込まれてきています。
安全神話の押し付けではなく、住民特に子どもの権利を守る「被災者主権」の対策が必要です。当事者が避難・居住、いずれを選択しても、その選択が尊重・保障されるのが、人災である原発事故の被害者として当然の権利です。そのためにも、保養や健康被害未然防止など被害最小化の対策がとられなければなりません。
福島老朽原発事故を考える会代表として、3・11後、避難の権利の問題に取り組んできた阪上武さんに福島の現状について話してもらいます。
阪上武
さかがみたけし。福島老朽原発を考える会(フクロウの会)代表
主催 国連・憲法問題研究会
連絡先 東京都千代田区富士見1-3-1上田ビル210工人社気付
TEL:03-3264-4195/FAX:03-3239-4409
http://www.winterpalace.net/kkmk/
peaceberryjam@gmail.com
福井県に「拙速な判断出すな!」「利益相反委員の解任を!」の声を届けよう!
枝野経産相のごり押し訪問を受けて、さっそく明日4月16日(月)午後3時から5時頃にかけて、福井県原子力安全専門委員会が開催されます。
第 70 回 福井県原子力安全専門委員会の開催について
http://www.atom.pref.fukui.jp/press/h24/20120414senmon.pdf
原子力安全専門委員会は利益相反の疑いのある委員を含んでおり、現状のままでの議論には大きな問題があります。
そもそも、大飯原発再稼動問題の地元は福井県やおおい町のみではないことは、西川知事も認めており、拙速に委員会を開くべきではありません。
ぜひ西川福井県知事や福井県原子力安全専門委員会にあてて、大至急メッセージを届 けましょう!
・西川一誠福井県知事
(FAX)0776-20-0622 福井県県民サービス室「知事へのおたより」係
(メール)
https://info.pref.fukui.lg.jp/kenmin/otayori/otayori.html
または、 kenmin-s@pref.fukui.lg.jp
・福井県原子力安全専門委員会
(原子力安全対策課)
(FAX)0776-21-6875
(TEL)0776-20-0314
<参考>
利益相反の疑いのある5名の委員の解任等を求める要請書
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/fukui_souhanyoubou20120326.htm
福井県原子力安全専門委員会への公開書簡・要望書
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/fukuisenmoni_q20120411.pdf
原発ゼロへ!止めよう再稼働 4・11アクション
4月11日
原発ゼロへ!止めよう再稼働 4・11アクション
<要請書> 総理大臣 野田佳彦様 2012年4月11日
経済産業大臣 枝野幸男様
安全詐欺の「政治判断」による大飯原発3、4号機再稼働を中止してください野田首相ら4閣僚が1両日中にも閣僚会合を開き、大飯原発3、4号機再稼働の「政治判断」を強行しようとしています。私たちは、以下の理由からこの「政治判断」自体の中止を要求します。
1. 再稼働の前提とされるストレステスト審査を担った原子力安全・保安院、原子力安全委員会は、東電福島第一原発事故を招いた「戦犯」組織であり、信頼を完全に失っています。
2. ストレステスト意見聴取会委員の強い懸念を無視して作られた保安院の審査書は無効です。
3. 当事者、主権者である傍聴者を締め出して強行された保安院、安全委員会の審査は無効です。
4. 審査対象の原発メーカーから献金を受け利益相反の疑いがあるストレステスト意見聴取会の4委員(岡本孝司、山口彰、阿部豊、奈良林直)と班目春樹安全委員長、代谷誠治安全委員らによる審査は無効です。
5. 班目安全委員長は「1次評価だけでは安全性評価は不十分」と表明し、保安院の市村知也原子力安全技術基盤課長も同調しました。2次評価抜きで「安全」と判断することはあり得ません。
6. 関西電力は大飯原発の耐震安全評価において、3本の活断層の連動による揺れを不当に低く見積もっています。計算式の妥当性を含め、情報を開示し、時間をかけた3連動評価が必要です。
7. 保安院が安全委員会への回答書で、制御棒の挿入評価値を従来の「2.16秒」ではなく「1.88秒」との関西電力のデータを記載したのは、「原発耐震偽装」であり重大なスキャンダルです。
8. 原子力規制庁の発足と国会事故調報告の反映がない限り、再稼働を議論する余地はありません。
9. 保安院、安全委員会、4閣僚が責任転嫁し合う「無責任トライアングル」は許されません。
10. 枝野経産相の言葉通り「日本全国が地元」です。福井県、京都府、滋賀県、大阪府はもとより、日本全国の自治体、住民の完全な同意なしに再稼働することは許されません。
11. 根拠不透明な関西電力の「電力需給見通し」を口実に再稼働に動くのではなく、独立した第三者による検証を早期に実施し公表すべきです。安全性と需給を天秤にかけてはなりません。
12. 全ての世論調査で再稼働反対が大多数です。主権者無視の権力行使に正当性はありません。
13. 4閣僚が進める「原発は安全だから対策は後回しでいい」との新たな安全神話を拒否します。4閣僚は「事故が起きた時の責任」ではなく「事故を防ぐ責任」こそを果たすべきです。
主権者である市民は、既に、再稼働反対と脱原発を「政治判断」しています。4閣僚は、民意を受け止め、市民を危険にさらす再稼働ではなく、脱原発こそを「政治判断」すべきです。私たちは、再稼働を断念し、原発稼働ゼロから一刻も早く原発全廃へと進むことを強く求めます。
再稼働反対!全国アクション
[連絡先](FAX)03-6424-5749 東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2階